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【レビュー】BeatsXワイヤレスイヤホンーー個人的にはAirPodsの勝ち

BeatX Wireless Earphones

BeatsXがついに発売開始された。オンラインで発売開始されたと思いきやすぐに初回分が売り切れ、一時的に6週間待ちとなっていたものの、記事執筆時点では約1週間で入手可能な在庫状況となっているようだ。

では実際、BeatsXはどうなのか。結論から言ってしまうと、同じ「W1」チップ搭載ワイヤレスイヤホンを購入するのであれば僕はAirPodsの方が好きだった。BeatsXの外観や機能などに触れつつ、僕がイマイチ気に入らなかった理由について紹介しておく!

BeatsXの外観や機能、同梱物をチェック

まずはBeatsXの外観や同梱物をチェックしよう!さすがApple傘下のBeatsブランド、パッケージの開けやすさはしっかりと考えられている。ヘッドホンメーカーのパッケージに多いのが無駄に開けづらい包装になっているという問題。商品そのものにたどり着くまでに購入者にストレスを与えるなんてナンセンスだ!
BeatX Wireless Earphones

これが本体以外にパッケージに含まれている各種アクセサリなど。様々な耳のサイズに合わせるためのイヤピースに加え、よりフィット感を増すための羽型パーツも用意されている。
BeatX Wireless Earphones

このパッケージの裏側には持ち運び用のケースとBeatsロゴが書かれたLightningケーブルが用意されている。
BeatX Wireless Earphones

ケースは蓋が閉まらないものの、ジャストサイズで作られているせいなのか抜け落ちるような心配はない。
BeatX Wireless Earphones

パッケージには取扱説明書の他にBeatsのステッカーやApple Music」を3ヶ月間無料で楽しむことができるコードが書かれた冊子も同梱されている。
BeatX Wireless Earphones

さてお待ちかね、これがBeatsX本体である!
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イヤピースは無駄がなくシンプル。とてもコンパクトで耳の中にしっかりと入るカナル型。ケーブルはきしめんタイプとなっていて特別頑丈そうではないもののそう簡単に断線しそうにはない。Appleはこのケーブルを「Flex-Formケーブル」と呼んでいる。
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左右のイヤピースはマグネットでくっつく仕組みになっている。この状態で首からぶら下げればネックレスのような状態で首に掛けることができる。ただし、マグネットの吸着力は意外と弱く、良くも悪くも簡単に外れる。
BeatX Wireless Earphones

これがリモコン。Apple純正イヤホン「EarPods」についているマイク付きリモコンと同様の操作性を持つマイク付きリモコンとなっている。ボタンの押し心地も良好で中央のボタンがしっかりと独立しているため押し間違える心配も少ない。
BeatX Wireless Earphones

一般的なワイヤレスイヤホンは左右のイヤピースにマイク付きリモコンが左右の耳どちら側に用意され残りはケーブル、というデザインだと思うが、BeatsXは少し異なる。リモコンの先にこのようなリモコン風のコブが用意されているのだ。
BeatX Wireless Earphones

BeatsXは左耳側にマイク付きリモコンが用意され、その奥にあるコブはLightningポートが用意されている。5分の充電で約2時間再生できるFast Fuel機能に対応し、万が一電池切れが起きても大丈夫!フル充電で約8時間使うことができる。

一方、右耳側にあるコブは電源ボタンとなっている。ここを長押しするだけでiOSデバイスであれば簡単にペアリング作業が完了する。

コブとコブに挟まれたケーブル部分は首の周りに掛けてネックストラップのような形で使うことを想定しているため、Flex-Formケーブルと比較して少し頑丈に作られている。一般的なワイヤレスイヤホンとしてはケーブルが長すぎるように見えるが、「Bose QuietControl 30」のようなネックストラップ付きのイヤホンだと思えば不思議ではない。

さすが「W1」チップ!ペアリングは一瞬にして完了

ペアリング作業は「W1」チップのお陰で一瞬。電源ボタンを長押しし、iPhoneを近づけるとBeatsXが認識され、このようなポップアップが表示される。
BeatX Wireless Earphones

書かれている通り「ロック解除して接続」するだけでペアリング完了。もちろん、これでiCloudアカウントを通じてペアリングが完了しているので僕の「MacBook Pro 2016」で使いたいと思った時はBluetoothのメニューからBeatsXを探し出して接続すればMacの音楽をワイヤレスで楽しむことができる。
BeatX Wireless Earphones

音質は予想以上にフラットでBeatsらしさが少なめ?

BeatX Wireless Earphones

最後にBeatsXの音質について触れておく。

BeatsXで聴く音楽は予想外にBeatsらしさがない。それこそ「Beats Solo3 Wirelessオンイヤーヘッドフォン」のような重低音は思っていたほどなく、比較的バランスの取れた音であるように感じた。

「Beats Solo3 Wireless」の場合は曲によっては明らかに「音がおかしい」と感じるものもあったが、BeatsXに関しては今のところそのような経験がない。むしろ、何を聞いてもそこそこの音が楽しめるので、良く言えば普遍的、悪く言えば没個性的とも言えるだろう。

それでも僕はBeatsXよりAirpodsを選ぶ!その理由

BeatX Wireless Earphones

これを踏まえた上で、冒頭で書いた通り、僕は同じ「W1」チップ搭載ワイヤレスイヤホンを購入するのであればBeatsXよりもAirPodsの方が魅力的であると感じている。その理由について説明しておく。

カナル型イヤホンが苦手

まず、非常に根本的な理由なのだが、僕はカナル型のイヤホンとの相性があまり良くない。耳の中に奥深くまで入れるということが心地悪いことに加え、不自然に遮音性が高いため閉塞感を感じる。

AirPodsはインイヤー型だ。耳に入れても閉塞感はなく、良くも悪くも周りの音が聞こえる。音漏れという観点で言えばBeatsXのほうが圧倒的に快適だが、大音量で音楽を流すわけではないので個人的にはAirPodsでも問題ない。

長いケーブルの見た目がイマイチ、AirPodsはそもそもケーブル無し

次に、見た目が中途半端だ。僕の見解としてはBeatsは音質よりもファッション製を優先しているため、「Beats Solo3 Wireless」も音はそこそこでも使いたくなる魅力がある。実際、外出時のヘッドホンとして持ち出すことが多い。

ところが、BeatsXはお世辞にも格好良いとは言えない。ネックバンドに見えないネックバンド風のデザインはネックバンド型イヤホンの中では良いかもしれないが、それよりも僕は「Bose SoundSport」のように短いケーブルの方が使い勝手が良いと感じる。

AirPodsに関してはそもそもケーブルがない。ケースから取り出して装着すればペアリング完了する手軽さはBeatsXにはない。

電源ボタンが押しにくい、ボタンが2箇所に分散している不便さ

先ほど書いた通り、AirPodsはケースから取り出した瞬間にペアリングが完了する。これがとにかく便利なのだが、BeatsXにはそのような機能がない。

むしろ、BeatsXの電源ボタンは探しづらく押しづらく、押したとしても電源が入ったことを知らせる音が鳴るまでタイムラグがあるので非常に使い勝手が悪い。これは「Beats Solo3 Wireless」でも同じだったのでBeats製品共通の仕様かもしれないが、AirPodsの快適さに慣れている非常にじれったく感じる。

急速充電は魅力的だが、電池持ちはAirPodsの圧勝

5分充電すれば2時間使うことができ、充電端子はLightning。フル充電で最大8時間使い続けることができるのは確かに魅力的だが、「Bose SoundSport」も急速充電機能はないものの、1回のフル充電で最大6時間使うことができる。

AirPodsの場合は充電ケースで15分充電するだけで3時間再生可能。1回のフル充電で5時間再生することができ、ケースを使って充電すれば最大24時間使い続けることができる。

スポーティな見た目だが耐水仕様ではない

さらに、見た目がスポーティなBeatsXだが、別に耐水仕様ではない。要は日常的に使用するイヤホンとして位置づけられているのだ。もちろん、多少の汗をかいたところですぐに使えなくなるわけではないと思うが、ジム用のイヤホンには適さないということだ。

マイク付きリモコンは便利だが、外したら音楽が止まる機能はない

もちろん、BeatsXにはAirPodsにはない魅力もある。

使っていてもっとも重宝したのはマイク付きリモコンの存在。やはりiPhoneや「Apple Watch」を取り出さずに曲や音量の操作をできるのは非常に便利だ。

ただ、マイク付きリモコンよりも耳から外したら音楽が一時停止するというAirPodsn機能の方が僕にとっては便利に感じている。これは「Parrot Zik 3」で重宝していた機能なので、AirPodsも同様の機能が使えることに気がついた時には感動した。

BeatsXを買う理由は特になし?AirPodsの方が便利

僕自信がBeatsXを買ったのは音質や使い勝手が気になったからだが、音質は予想外ではあったものの感動するほどではなく、使い勝手はマイク付きリモコン以外は特に良いとは感じなかった。

AirPodsを敬遠する人が挙げる理由として多いのは耳から抜けることや音質、そして見た目のダサさ。個人的には耳からは抜け落ちず、音質は十分で見た目は慣れてしまった。一部ではAirPodsのことをうどんだと言う人もいるが、僕に言わせればBeatsXのネックバンドの方がよっぽどうどんに見える気がしてならない。

多くの人が期待していたBeatsXだが、個人的には過度な期待はしないほうが良いのではないかという結論に至った。AirPodsとの価格差もほとんどないので、僕としてはAirPodsをオススメする。