Shokz OpenFit 2+ ハンズオン:オープンイヤーなのに”音漏れしない”衝撃体験
Dolby Audio対応、48時間再生、革新DualBoostテクノロジー搭載で27,880円
Shokzから8月28日に発売される新型オープンイヤーイヤホン「OpenFit 2+」を実際に使ってみた。27,880円(税込)という価格でありながら、同シリーズ製品初となるDolby Audio対応や革新的なDualBoost テクノロジーを搭載する意欲作だ。
正直に言うと、オープンイヤー型のイヤホンは、「必要な時にノイズキャンセリングが利用できない」という根本的なイヤホンに対する思想の違いにより、あまり生活に取り入れることができなかった。OpenFit 2+も例外ではないが、製品としては「おお、スゴイ」と驚くポイントがいくつもあった。
革新的DualBoost テクノロジーが実現する本格サウンド
OpenFit 2+で最も驚いたのは、音質だ。特にDolby Audioを有効化した状態では、低音含めて迫力がある音質が楽しめることには驚いた。
もっとシャリシャリとした音を想像していたため、良い意味で裏切られた。DualBoost テクノロジーによる17.3mmの超大型低周波ユニットと独立した高周波ユニットの組み合わせが、21mm×11mmのカスタムダイナミックドライバーに匹敵する音質を実現している。
高周波ユニットによる音質向上も見逃せない。周波数応答が向上し、細部まで正確に再現されたクリアな高音域を実現している。
OpenFitシリーズ初のDolby Audio対応が生み出す臨場感
今回のOpenFit 2+では、OpenFitシリーズとして初めてDolby Audioに対応した。Shokzアプリから有効化すると、通常のステレオサウンドが立体的な音響空間に変わる体験は、正直言って感動的だった。
音楽だけでなく、映画やゲームでの臨場感は別次元だという。Shokz OpenBass 2.0アルゴリズムとの組み合わせにより、パワフルで正確な低音が耳にダイレクトに届く感覚が味わえるとのこと。
サウンドカスタマイズの幅も広がっている。5つのプリセットイコライザーモードと2つのカスタムイコライザーモードで、自分だけのサウンドを作成できる仕組みは実用的だ。
音漏れを大幅削減するDirectPitch 2.0テクノロジー
オープンイヤーイヤホンの永遠の課題である音漏れ問題について、実際に検証してみた。僕が音楽を聴きたいと思う音量まで上げた状態で、隣にした先輩に聞いてもらったところ、「全く何も聞こえない」と言われた。
「そんな馬鹿な」と思いながら交代してもらったが、やはり何も聞こえない。電車内で使っていたとしても、周りの音もあるため同乗者から「シャカシャカうるさいな」と思われる心配は無さそうだ。
これはDirectPitch 2.0 テクノロジーによる効果で、従来バージョンより2〜5dB(音のエネルギー量の20%〜45%に相当)の音漏れ削減を実現している。音漏れが心配だという人は、音漏れを低減する「プライベート」モードがEQとして用意されている。
どうやら高音域を削り、音量をやや落とし、少しこもったような音質にするモードのようだが、確かに一定の効果は期待できそうだ。少なくとも通常のモードよりは音漏れを軽減できるだろう。
一日中快適な装着感を実現する軽量設計
着け心地は非常に快適で、メガネとも干渉しない。片耳わずか9.4gという軽さと、独自開発のShokz Ultra-Soft Silicone 2.0素材との組み合わせで、長時間装着していても耳への負担を感じない。
「ゴールデンスパイラル(黄金螺旋)」からインスピレーションを得たというイヤーフックは、見た目以上にしっかりとフィットする。ランニング程度の運動では全く落ちる気配がなく、IP55の防水性能も相まって、スポーツシーンでも安心して使える。
ニッケルチタン合金の一体型構造が耳の輪郭に自然にフィットし、日常使いから激しいワークアウトまで対応する。装着感の良さは、長時間使用するユーザーにとって重要なポイントだ。
48時間再生と急速充電で充電の不安を解消
バッテリー性能の向上も見逃せない。イヤホン単体で最大11時間、充電ケース併用で最大48時間のリスニングが可能というのは、もはや充電を意識しなくて済むレベルだ。
ワイヤレス充電にも対応したことで、ケーブルを挿す、という有線充電の煩わしさから解消される。Qi互換のワイヤレス充電対応は地味に便利で、置くだけで充電できる手軽さは一度慣れると手放せない。
急速充電にも対応しており、わずか10分間の充電で2時間分のリスニングができる。通話時間も充電ケース併用で合計最大48時間、待機時間は最大270日間と十分すぎる性能だ。
AI搭載の高品質通話機能で快適なコミュニケーション
AIノイズキャンセリング技術と4つのビームフォーミングマイクの組み合わせによる通話品質も優秀だった。環境ノイズの99.97%相当を除去するという数値は実際に体感でき、カフェのような雑音の多い環境でも相手の声がクリアに聞こえる。
多機能な物理ボタンとタッチコントロールの組み合わせも使いやすく、音量調整や曲のスキップが直感的に行える。操作ミスを防ぐ設計は、日常使いにおいて重要な要素だ。
マルチポイント接続により、スマートフォンとPCなど2台のデバイス間でシームレスな切り替えが可能になった。最新のBluetooth 5.4による接続安定性の向上も実感できた。
OpenFit 2+は8月28日発売予定で、ブラックとグレーの2色展開となる。オープンイヤーイヤホンに対する固定概念を覆すだけの実力を持った製品として、多くの人に体験してもらいたい一台だ。
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