【ハンズオン】Dyson PencilVac体験レビュー!世界最薄38mmの掃除機が想像以上にすごかった
毛が絡まない円すい形ブラシで掃除革命、これは完全に欲しくなる次世代コードレス掃除機
ダイソン株式会社は、直径わずか38mmという世界で最もスリムな本体に最新テクノロジーを搭載した軽量コードレス掃除機「Dyson PencilVac™」(ダイソンペンシルバック)を発表した。2025年5月22日より、ダイソン公式オンラインストア、ダイソン直営店、家電量販店などで順次販売が開始される予定だ。
「Dyson PencilVac Fluffycones™」は、日本の住環境や掃除習慣の研究・観察に基づいて開発された、本体質量1.8kg、直径38mmという世界最薄のコードレス掃除機となる。このスリムな形状により、狭い場所にも自在にアクセスでき、高さわずか95mmの隙間にも入り込んで、低い家具の下もスムーズに掃除できるのが特徴だ。
PencilVac Fluffyconesを紹介する、Dyson創業者Sir James Dyson氏
実際に使ってみて感じた驚きの軽快感
実際にDyson PencilVacを体験してみたところ、驚くほど軽くて感動した。まるで地面から浮いているような感覚で掃除ができ、従来の掃除機とは明らかに異なる操作感を実現している。従来はヘッドの向きなどを意識して掃除する必要があったが、Dyson PencilVacは「掃除の仕方を意識せずにしっかり綺麗になる」という、掃除機として理想的な形になっていると感じた。
そしてすごいのはさ!!!横からも吸い取れる仕組みだからさ!!!こういう壁際も吸ってくれるのよ!!!!すごくない?!横から吸ってくれる!!!!! pic.twitter.com/1KCI0Dn92w
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) May 22, 2025
毛が絡まない円すい形ブラシを搭載した新開発クリーナーヘッド
新開発の「Fluffycones™クリーナーヘッド」には、前後に配置された2本のブラシバーに、合計4つの円すい形ブラシを搭載している。それぞれ逆方向に回転するブラシは、床の上を滑るように前後だけでなく横方向にもスムーズに動きながら吸引し、高い掃除性能と軽快な全方位操作を両立させる。
ブラシは側面に張り出すように設計されており、これまで掃除機のヘッドが届きにくかった壁際や部屋の隅までしっかりと届いて、取り残しを防ぐ。実際に体験してみると、4つのヘッドの配置や向きの関係で、従来の掃除機では不可能だった「横向きに狭い空間を掃除する」ということも可能になっている。家具と家具の間など「ここにホコリが溜まるんだよねえ」という場所を気兼ねなく掃除ができるヘッドサイズと吸い込む仕組みは非常に魅力的だ。
さらに、ブラシが円すい形になっていることで、掃除中に吸い込んだ毛がブラシに絡まず、自動的に排出される構造になっている。壁際にあるゴミを吸い取った場合、ヘッドが壁面と並行して掃除してもヘッドにある側面側の隙間からしっかりとゴミを吸い取ってくれる構造が感動的で、一度の往復で吸い取れるゴミの量が増え、結果的に掃除している時間が短縮される印象を受けた。
また、ヘッドの前方と後方にそれぞれ搭載されたレーザーのような光が肉眼では見えにくいホコリを浮かび上がらせ、掃除済みのエリアを確認できるので、床がきれいになったことを実感できる。もちろんゴミを浮かび上がらせるレーザー(LED)によってゴミの場所は明確で、前方と後方両方に着いており、良くも悪くも掃除が可視化されるため、床にあるゴミを見逃すほうが難しくなっている。
最小・最速のモーターを新開発
38mmのスリムな本体を実現するために、ダイソンは直径わずか28mm(500円硬貨とほぼ同じ大きさ)という極小サイズでありながら、パワフルな吸引力を生み出す高速モーター「Dyson Hyperdymium™ 140kモーター」を新開発した。このモーターは、ダイソン史上最小かつ最速の掃除機用モーターで、従来モデルと比べて出力密度が34%向上し、毎分最大140,000回転の高速回転により、強力な吸引力を生み出す。
効率的なゴミ処理システム
「Dyson 二段階リニアダストセパレーションシステム」を搭載し、0.3ミクロンもの微細な粒子を99.99%捕集しながら、パワフルな吸引力を維持する。さらに、分離されたゴミは自動的に圧縮されるため、クリアビンの容量を最大限に活用でき、ゴミ捨ての頻度も抑えられる。
「エアーコンプレッションビン」は実容量0.08Lでありながら、その5倍のゴミやホコリを収納可能。クリアビン自体はまるで試験管のような細長い構造となっており、従来のダイソン掃除機のクリアビンに慣れている身としては「こんな細くて大丈夫なのか?」と心配になるが、普通の使い方であれば1週間程度のゴミをため込めるほどだという。これほど細くても問題ないんだ、と感心した。
また「衛生的なシリンジ式ゴミ捨て」機構により、クリアビンをスライドさせることでゴミやホコリを押し出し、メッシュフィルターに付着した汚れもこそぎ落とす。フィルタは2種類重なってクリアビン(ダストボックス)の壁面部分に設置されており、衛生上1カ月に1回の水洗いを推奨している。
ダイソン初のアプリ連携型コードレス掃除機
「Dyson PencilVac™」は、ダイソン掃除機史上初めてMyDysonアプリと接続可能なコードレス掃除機となる。アプリを通じて、運転モードを設定したり、メンテナンス時期や方法について確認したりすることができる。
製品本体には液晶ディスプレイを搭載しており、掃除中に選択中の運転モードと残りの運転時間を表示する。バッテリーは着脱式で、最長30分間の運転時間と安定したパワー供給を実現。マグネット式充電スタンドにより、本体やツールを収納しながら常時充電できる。
本体が細いから、スタンドに設置した際に場所を取らない点も魅力だ。決して広くない我が家ではダイソンの掃除機はある程度目が留まる場所に設置せざるを得ないが、これほど細くなっていれば存在が薄くなり、置いておいても気にならないはずだ。
製品ラインナップと価格
製品は「Dyson PencilVac Fluffycones™ 」と「Dyson PencilVac Fluffy™」の2モデルがラインナップされる。どちらもマットブラックのカラーで、オープン価格となる。Fluffycones™クリーナーヘッドは外して手入れすることも可能だ。
ダイソン公式オンラインストアまたは直営店で購入すると、着脱式予備バッテリーが1点プレゼントされるキャンペーンも実施される。
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