玄関の花粉対策、コンパクト空気清浄機対決:Blueair vs Levoit
性能、サイズ、静音性まで徹底比較。花粉シーズンを快適に過ごすための最適解とは
花粉症の季節、玄関から侵入する花粉をいかに効率的に除去するかは多くの人にとって重要な課題だ。特に狭い玄関スペースに置ける小型の空気清浄機となると、選択肢は限られてくる。
今回は、そんな限られたスペースに最適な2つの空気清浄機、Blueair Blue Pure Mini MaxとLevoit Core Miniを徹底比較してみた。
コンパクトサイズの空気清浄機、2つの選択肢
玄関先という限られたスペースに置く空気清浄機を選ぶ際、サイズ感は最重要ポイントの一つだ。Blueair Blue Pure Mini MaxとLevoit Core Miniはどちらも小型で、狭い玄関の棚上にも無理なく設置できるサイズ感を持っている。
Levoit Core Miniは重量わずか1kg、サイズは16.4 x 16.4 x 26.4 cmと非常にコンパクト。一方のBlueair Blue Pure Mini Maxもコンパクトなデザインながら、やや大きめのサイズ感となっている。
花粉除去性能の比較
花粉症対策として最も重要なのは、やはり花粉除去性能だ。この点においては、Blueair Blue Pure Mini Maxが若干優位に立っている。
CADRの違い
CADRとは「Clean Air Delivery Rate(クリーンエア供給率)」の略で、空気清浄機の性能を示す重要な指標だ。
- Blueair Blue Pure Mini Max:60 CFM(102 m³/h)
- Levoit Core Mini:46 CFM(78 m³/h)
Blueairの方が約30%高いCADR値を持っており、同じ時間でより多くの空気を清浄できることを意味している。
実際のテスト結果
120平方フィートの部屋での実際のテストでは、Blueair Blue Pure Mini Maxが92%の空気改善を示したのに対し、Levoit Core Miniは91%とわずかな差だが、Blueairの方が優れた結果を出している。
騒音レベル
玄関に置く場合でも、やはり静音性は重要な要素だ。
- 最低速度:Blueair(40.4 dBA)< Levoit(41.8 dBA)
- 最高速度:Blueair(60.3 dBA)> Levoit(53.6 dBA)
低速運転時はBlueairの方がわずかに静かだが、高速運転時はLevoitの方が明らかに静かな動作音を実現している。玄関という場所柄、常に高速運転する可能性は低いが、静音性を重視するならLevoitにアドバンテージがある。
メンテナンス性
長期的に使用する上で、メンテナンスのしやすさも重要なポイントだ。
Blueair Blue Pure Mini Maxは洗浄可能なプレフィルターを搭載しており、メインフィルターの寿命は約6カ月。一方、Levoit Core Miniのフィルター寿命は4-6カ月となっている。
長期的なコスト面を考えると、洗浄可能なプレフィルターを持つBlueairの方が若干有利と言えるだろう。
エネルギー効率
省エネ性能も見逃せないポイントだ。
Levoit Core Miniの方がわずかに省エネ性に優れている。長時間稼働させることを考えると、この差は無視できないかもしれない。
特徴と追加機能
両機種には、それぞれ特徴的な機能がある。
Blueair Blue Pure Mini Maxは内蔵イオナイザーを搭載しており、より効果的に空気中の粒子を捕捉する。一方、Levoit Core Miniはアロマパッド機能を備えており、好みの香りを楽しみながら空気清浄ができる点が特徴だ。
保証期間
製品の信頼性を示す一つの指標として、保証期間も重要だ。
- Blueair:3年保証
- Levoit:2年保証
Blueairの方が1年長い保証期間を提供している。
総合評価と選択
総合的に見ると、花粉症対策として玄関に置く空気清浄機としては、Blueair Blue Pure Mini Maxの方がわずかに優れていると言える。高いCADR値、洗浄可能なプレフィルター、長いフィルター寿命と保証期間が決め手となった。
特に玄関のような入口に置く場合、外から入ってくる花粉をより効率的に除去できる性能は重要だ。Blueairの方が若干大きいサイズ感ではあるものの、その分の性能差は十分にあると判断した。
結局のところ、僕はBlueair Blue Pure Mini Maxを選ぶことにした。でもこれから妻の承認を得る必要があるが……。果たして「また新しいガジェットを買うの?」という質問をかわせるだろうか。その結果はまた別の機会に報告したい。