iPad・Mac、5GHz Wi-Fiが”2倍高速”に。最新アップデートで160MHz対応
Wi-Fi 6E対応デバイスが5GHz接続時に160MHz対応、従来の80MHzから倍増し6GHz級の性能を実現
AppleはiPadOS 26.2とmacOS Tahoe 26.2のリリースに伴い、Wi-Fi 6E対応の一部MacとiPadにおけるWi-Fi速度を大幅に向上させた。5GHz帯接続時の最大チャネル幅が従来の80MHzから160MHzに倍増し、理論上は6GHz帯と同等のスループットを実現する。
Appleのプラットフォーム展開ガイドによると、この改善により対象デバイスは5GHzネットワークに接続している場合でも、より高速なファイル転送やアップロード、スムーズなストリーミングが可能になる。これまで5GHz帯は80MHzに制限されていたため、6GHz帯と比較して速度面で劣っていた。
「チャネル幅」って何?簡単に言うと
技術的な話になるが、できるだけ分かりやすく説明しよう。Wi-Fiの「チャネル幅」とは、データを送受信するための通信路の幅のようなもの。道路に例えると、80MHzは片側2車線、160MHzは片側4車線のようなイメージだ。
車線が多ければ多くの車(データ)が同時に通れるため、渋滞が減って目的地(ダウンロード完了やアップロード完了)に早く到着できる。今回のアップデートは、この「車線」を2倍に増やしたということだ。
対象デバイスと期待できる効果
今回のアップデートで恩恵を受けるのは、以下のWi-Fi 6E対応デバイスだ。
- M4 iPad Proモデル
- M3 iPad Airモデル
- A17 Pro搭載iPad mini
- M2〜M5 MacBook Proモデル
- M2、M3、M4 MacBook Airモデル
- その他Wi-Fi 6E対応MacとiPad
ただし、この速度向上を体感するには160MHzをサポートする5GHzネットワーク環境が必要だ。80MHzまでしか対応していないルーターに接続している場合は、アップデートしても速度の改善は見込めない。
実際の使用シーンでどう変わる?
では、具体的にどんな場面でメリットを感じられるのか。例えば、iCloudに大量の写真をアップロードする場合、従来なら数分かかっていた作業が半分程度の時間で完了する可能性がある。
また、4K動画のストリーミング再生時のバッファリングが減少したり、MacとiPad間でのAirDropによる大容量ファイル転送が高速化したりと、日常的な作業がよりスムーズになるはずだ。特にクリエイティブワークで大容量ファイルを扱う機会が多い人にとっては、体感できる改善になるだろう。
5GHzと6GHz、結局どっちがいいの?
5GHz帯の帯域幅が向上したとはいえ、6GHz帯には依然として優位性がある。6GHz帯は混雑が少なく、利用可能なスペクトラムも広いため、より安定した高速通信が期待できる。
これは新しく開通した高速道路のようなもので、利用者が少ない分スムーズに走れる。一方、5GHz帯は多くのデバイスやネットワークが利用しているため、周囲の環境によっては干渉を受けやすい。
とはいえ、6GHzネットワークを利用するには新しいルーターハードウェアが必要で、現時点では5GHzネットワークの方が圧倒的に普及している。今回のアップデートは、既存の5GHzネットワーク環境でも6GHz級の速度を引き出せる点で、多くのユーザーにとって実用的な改善と言えるだろう。
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CPU名じゃなくて機種名書けよって思った笑