Anker、クラファンで2.3億円集めた睡眠用イヤホンを国内で発売
睡眠時間サポートイヤホン「Soundcore Sleep A20」を販売開始
Ankerは7月9日、快適な睡眠時間をサポートする「Soundcore Sleep A20」を販売開始した。米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で約2.3億円越えの支援を受けた、睡眠シーンに特化した完全ワイヤレスイヤホンだ。
睡眠特化のイヤホンは、周囲の音で睡眠が妨害されている人に向けた製品。共に寝るパートナーのいびきがうるさい、近隣住民が騒がしいなど、睡眠環境を変えられない人が睡眠の質を向上挿せるために開発された完全ワイヤレスイヤホンだ。横向きに寝ても圧迫感がないように設計されており、ある意味「耳栓の上位互換」とも言える製品と言えるだろう。
予め用意された睡眠特化の音楽をイヤホンに直接転送した上で再生する「睡眠モード」と、好みの音楽を再生できる「Bluetoothモード」に対応。睡眠モードではイヤホンからスリープミュージックを流し、周囲のノイズに重ねることでノイズを軽減する「ノイズマスキング機能」が利用できる。音楽の音量は、スマートフォンのマイクを通じてアンビエントサウンドを認識し、リアルタイムで音量を調整してくれる。
Bluetoothモードでは最大10時間、睡眠モードで最大14時間の再生が可能だ。一般的な睡眠時間であれば、寝ている間に電池切れすることはないだろう。ケースと組み合わせることで、最大55時間の再生時間が楽しめる。
睡眠中に装着することを利用し、日々の睡眠時間や寝姿勢をアプリで管理する睡眠時モニタリング機能が搭載されている。アプリからは万が一本体を見失った際に役立つ「イヤホンを探す機能」に対応し、周囲に気付かれずイヤホン内で鳴るアラームの設定にも対応する。
人間は人生の3割寝ていると言われている。睡眠の質が高ければ、日中の活動の質も比例して向上し、できることは増えるだろう。周囲の音で睡眠の質に改善の余地があると感じている人は、この機会に導入してみてはどうだろうか。