来週発表の新型「MacBook」、8つの制限が事前に明らかに
バックライトキーボードなし・True Toneなし・高速充電非対応など。価格は699〜799ドルになる可能性も

低価格帯の新型MacBookが来週発表される見込みで、その仕様に関する情報が相次いで明らかになっている。
MacRumorsによると、中国のSNSプラットフォーム・Weiboに昨年リークされたmacOS Tahoeベータ版のKernel Debug Kitの内部データを基に、あるリーカーがコスト削減モデルの仕様上の制限を8つ挙げた。
また、MacRumorsがDigiTimesの報道として伝えたところでは、新型MacBookのボリューム出荷は来月(3月)から開始される見通しで、Quanta Computerが主要アセンブラとなり、後からFoxconnが加わる予定だという。当初は2025年末からの量産開始が計画されていたが、2026年第1四半期へとずれ込んだ。
8つの仕様制限とは
リーカーが挙げた主な制限は以下のとおりだ。
- 最大輝度がMacBook Airの500ニット未満になる可能性がある
- True Toneなし:周囲の光に合わせてディスプレイの色温度を自動調整する機能が省かれる
- ストレージは256GBと512GBのみ:MacBook AirやMacBook Proで選択できる1TBおよび2TBのオプションはない。教育機関向けに128GBが提供される可能性にも言及している
- SSD速度が低下:NANDチップを1枚のみ使用することで、読み書き速度が最新MacBook AirやMacBook Proより遅くなる可能性がある
- 高速充電非対応:急速充電機能が省略される可能性がある
- バックライトキーボードなし:キーボードのバックライト機能が搭載されない
- 高インピーダンスヘッドフォン非対応:2021年以降のMacでは対応している高インピーダンスのヘッドフォンを直接接続できない
- N1チップなし:iPhone 17シリーズ全モデルが搭載するApple独自のN1チップ(Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread対応)は採用されず、Wi-Fi接続にはMediaTek製チップが使われる見通し
このリーカーは過去に「次世代Studio Displayが90Hzリフレッシュレートを搭載する可能性」「次期iPad miniへのA20 Proチップ搭載」なども主張している。ただし、いずれもまだ検証されていない情報であり、今回のリーク内容も一部はファイルに明記された情報ではなくリーカー独自の解釈によるものも含まれているため、確定情報として受け取るのは避けたほうが無難だ。
スペックと価格の見通し
新型MacBookはM系チップではなく、iPhone 16 Proと同じA18 Proチップを搭載する見通し。ディスプレイは12.9インチと従来のMacBook Airよりひと回り小さく、RAMは8GB、ポートは高速なThunderboltではなく通常のUSB-Cになると予想されている。詳細なスペック・カラー・価格の噂についてはこちらの記事にまとめている。
2000年代初頭のiBookを彷彿とさせる、イエロー、グリーン、ブルー、ピンクといったカラーバリエーションが用意される噂もある。Appleが送付した「Apple Experience」の招待状の配色がこれらのカラーと一致するとの指摘もあり、実はこのカラーラインナップはM2 MacBook Airのリデザイン時にすでに検討されていたアイデアだったことも明らかになっている。
価格については、DRAMやNANDチップなどの部品コスト高騰を背景に、DigiTimesは当初予想されていた599ドル(米国)からの値上がりを示唆しており、699〜799ドルになる可能性があるという。なお、Apple教育ストアを通じた学生・教職員向けには100ドル引きで購入できる見通しだ。
発表は来週、ライブ配信なし
新型MacBookの発表は、3月4日(水)午前9時(米国東部時間)にニューヨーク、ロンドン、上海で開催される「Apple Experience」イベントに合わせてプレスリリース形式で行われる予定で、イベントのライブ配信は予定されていない。メディアは各会場でハンズオンの機会が設けられる見込みだ。
Appleが「MacBook」という名称(「Air」や「Pro」を付けない単体表記)を使うのは、2019年に12インチモデルが廃止されて以来初めて。Appleシリコンを搭載した「MacBook」が登場するのはこれが初となる。macOS 26.3のソースコードでもコードネーム「J700」として存在が確認されており、数カ月にわたって噂が積み重なってきたこのモデルの全貌が、いよいよ1週間以内に明らかになる。
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