Apple Watchの心房細動履歴、日本でようやく解禁

Appleは5月22日、心房細動履歴機能が日本のApple Watchで利用可能になったと発表した。iOS 17.0以降のiPhoneとwatchOS 10.0以降のApple Watchを組み合わせることで、心房細動と診断された日本のユーザーは、Apple Watchの心房細動履歴機能を有効にすることで心房細動の兆候を示した時間の推定値など重要な情報にアクセスできる。

心房細動は治療をせずに放置すると、脳卒中につながる恐れがある主な疾患の1つ。日本には心房細動がある人が約100万人いると推定されている。

有効化した場合、週ごとに通知を受け取り、心房細動に関連する可能性がある生活習慣要因の詳細な履歴をヘルスケアアプリで確認できる。またかかりつけの医療機関に提示する用として、心房細動と生活習慣要因の履歴が記載されたPDFをダウンロードできる。

心房細動履歴はヘルスケアアプリを開き、画面下部にある3つのタブのうち「ブラウズ」から「心臓」を選ぶと一覧に表示される。

Appleは「ユーザーのパーソナルな健康の歩みをサポートし続けます」とコメント。すでに高心拍数と低心拍数の通知、心肺機能の通知、不規則な心拍の通知、心電図アプリなどの心臓の健康についてより詳しい情報を得るために役立つ幅広い機能を提供している。