Apple、ユーザーのセキュリティを強化する3つの新機能を発表
「iMessage Contact Key Verification)」「Security Keys for Apple ID」「Advanced Data Protection for iCloud」
Appleは12月7日、ユーザーのセキュリティを強化する3つの新機能を発表。「iMessageキー認証(iMessage Contact Key Verification)」「Apple ID用のセキュリティキー(Security Keys for Apple ID)」「高度なiCloud用のデータ保護(Advanced Data Protection for iCloud)」は、2023年より順次提供開始される。
iMessageキー認証(iMessage Contact Key Verification)
iMessageキー認証は、メッセージを送っている相手が意図した相手であることを確認する機能。一般市民ではなく、ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者など、サイバー攻撃の対象となりうる人物を対象とした機能だ。
有効化した場合、メッセージを盗聴するデバイスを検知しユーザーに警告する。
Apple ID用のセキュリティキー(Security Keys for Apple ID)
Apple ID用のセキュリティキーは、サードパーティ製ハードウェアなどの物理セキュリティキーを2ファクタ認証用に使用可能にする機能。オンラインアカウントの危険性に晒される芸能人、ジャーナリスト、政府関係者などの利用を想定している。
なおiCloudアカウントの95%が2ファクタ認証を有効化しているという。
高度なiCloud用のデータ保護(Advanced Data Protection for iCloud)
高度なiCloud用のデータ保護は、エンドツーエンド暗号化の対象サービスを拡大する機能。iCloudバックアップ、写真、メモなどのアプリが対象に追加され、米国ベータプログラムの登録者は本日より提供される。米国ユーザーは2022年末まで、全世界では2023年初頭までに利用かのうになる。
現状、エンドツーエンド暗号化がされていないサービスは、iCloudメール、連絡先、カレンダー。理由は、他社のメール、連絡先、カレンダーシステムとの連携を保つ必要性があるためと説明している。
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