RIMのタブレット”Playbook”はFLASHも見れるしチャットも出来る
RIMのタブレットであるPlaybookの動作動画がIntomobileで取り上げられていた。下にも掲載したが、AppleのiPadとの動作比較動画でいかにマルチタスクがスムーズに動作するかなど、Playbookを推してるRIMだが、今回は独自ブラウザでいかにFlashが快適に見れるかとFacebookがブラウザ内でPCと同様の使い勝手で使える様子を映した動画が公開されていた。
▽FLASHの再生とFacebookをPCと同様の表示で表示している様子
▽以前掲載したような気もするが、iPadとの比較動画
▽SDKのビデオも出ていたので、一応貼っておく
少し前まではタブレットなのにマルチタスクも出来なければFast App Switchingも出来なかったiPadだが、4.2にアップデートされてから、正直敵はいなくなったと思っている。そして、今回このようにRIMのタブレット動画が公開されているのを見た今も尚、やはりiPadには叶わないと思った。
今回公開された動画はいかにブラウザで動画が見れて、ブラウザがPCと近い形で使えるというところを推しているのだが、そもそも、その必要はあるのだろうか。ブラウザ内でFLASH動画を再生出来るのは大変結構だが、そのせいで電池が余計に消費されたり、動作が不安定になったりするのは本末転倒である。iPadはブラウザ内では再生出来ないが、Youtubeアプリに一旦飛ばし、閲覧が終わると元通りブラウザに戻る。Youtubeの再生に特化したアプリケーションにYoutubeは任せ、ある種「ブラウザの負担」を減らしている。
FacebookをブラウザでPCと同様に閲覧できるのも大変結構だが、それも本当に必要か疑問である。iPadではFacebookを快適に使用するためのアプリが出来ていて、それを利用すれば基本的に一通りの機能は使えるはず。Playbookの動作動画を見ている限りだと、確かにPC同様の見た目は実現できているが、タブレットとしてのユーザーエクスペリエンスは完全に虫しているように見受けられる。
タブレットPCという表現そのものに問題があるとおもうのだが、タブレットはPCではない。今年発売されるであろう各種タブレットの予想されるスペックを見ている限りだとPCと遜色ないぐらい高機能なものが発売予定だが、それでもタブレットはあくまでもPCとは別ジャンルだ。ここを理解し、それを現時点で製品にアウトプット出来ているのはAppleのiPadだけである。
米ネット人口の3分の1は2015年までにタブレットPCを持つようになると予測されている2011年であるが、そのうちRIMのPlaybookはどれだけのシャアを取れるのだろうか。発売予定葉3月〜4月ぐらいで、価格帯も現状のiPadと同程度。スマートフォン最大手のRIMはどのように攻めるのかな。