【WWDC2011】Mac OS X Lion発表!!Mac App Storeのみで29.99ドルで販売
【img via Engadget】
予告通り、Mac OS X Lionが本日、WWDC 2011にて発表された。250以上の新機能を搭載している新OSだが、個人的に面白いと思ったものをピックアップして紹介する。
Airdrop
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これはファイル共有の仕方を変えてしまう画期的なサービスだ。下記のようにP2Pを利用してファイルのやり取りが出来る。重要なファイルでもしっかり暗号化されるので安心だ。
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具体的な情報はちょっと分からないが、恐らくファイルのやり取りをしたい相手が同じ無線内にいるLionを搭載したMacを使っていることが条件だと思われる。USBの代わりとしての位置づけなので、同じ無線内で利用できることを条件とするのは納得出来る。
Auto Save
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Windowsでは特に多いが、ファイルを保存する前に何らかの理由でアプリケーションが終了してしまい、「保存しておけばよかった!」と後悔することもあるはず。そんな時のためにアプリケーション毎に自動的に変更の差分を保存してくれるのがAuto Saveである。
例えば、下記のように文章を作成していて過去のバージョンに戻したい時に、Time Machineのようなインタフェースが起動し、過去のバージョンを参照することが出来る。
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ファイルをまるごと保存するのではなく、Time Machine同様に差分のみを保存するので容量に与える負荷も最小限に抑えることができるそうだ。
上記は本当に一部で、それ以外にKeynoteで主に取り上げられていた項目をEngadgetがまとめていたので紹介する。
- マルチタッチジェスチャ:タッチパッドでジェスチャ操作
- フルスクリーンアプリ:SafariやiMovieなど多くの標準アプリがフルスクリーン表示に
- Mission Control:ExposeとSpacesを統合、スワイプ操作でアプリ切り替えなど
- Mac App Store:すでに開店中のMacアプリストア
- Launch Pad:iOS ホーム画面のようなランチャ、フォルダにも対応
- レジューム:アプリの状態をテキスト選択のレベルまで自動保存
- オートセーブ:ドキュメントの自動保存
- バージョン:ドキュメントを自動的にバージョン管理、過去バージョンの復元やロック、最新ファイルの共有など
- AirDrop:WiFiを使ったP2Pのファイルの受け渡し機能、転送ファイルは暗号化
- メール:検索機能の向上や、スレッドまとめ表示(カンバセーション・ビュー)など、機能が一新された新メールアプリ
OS X Lionの店頭販売は一切せず、Mac App Storeでの独占販売をするそうだ。パッケージ販売をしないのは驚きだが、これほどの大幅なアップデートにも関わらず、再起動さえも不要と言っているので衝撃だ。
発売は7月中を予定しているが、開発者向けには本日より配布開始する。デベロッパー登録をしている人はダウンロードしてみてはいかがでしょうか。