Twitter、「いいね」ボタンの廃止を検討中
Twitterは「いいね」ボタンの廃止を検討しているとThe Telegraphが報じている。
CEOのJack Dorseyは社内イベントにおいて、2015年に星型(ふぁぼ)からハート型(いいね)に進化を遂げたボタンに対し「ハート型のボタンが好みでない」と繰り返し主張し、近日中に廃止すると発言したという。
「いいね稼ぎ」に走るツイートが増えていると指摘
「いいね」は非常に便利なボタンだ。言葉通りそのツイートが「良い」と思った時だけではなく、後で見返すためや会話をやんわり終えるための合図としても使われている。
この報道に対し、Twitterは「健全なコミュニケーションを実現するためにサービスを抜本的に見直している」と説明し、「その一環としていいねボタンも含まれている」と発表。ただし、現時点では廃止する具体的なタイミングなどの詳細は決まっていないようだ。
Short story on "like." We've been open that we're considering it. Jack even mentioned it in front of the US Congress. There's no timeline. It's not happening "soon." https://t.co/jXBmkudWYv
— Brandon Borrman (@bborrman) October 29, 2018
「いいね」が健全なコミュニケーションを阻害しているというのは想像できないかもしれないが、一部の心理学者の間では若い世代が自己顕示欲を満たすために「いいね稼ぎ」に走るツイートを投稿し、満足の行く結果が得られなかった場合はツイートを消す、という行為があることを指摘している。
Twitterはサービスを見直す一環で「いいね」ボタンの廃止を検討していることは事実だが、直近で廃止することは今のところなさそうだ。