Twitter、新規ユーザーの登録フローを見直しへ
【img via Twitter website screenshot by Spencer E Holtaway】
日本で認知され始めた頃のTwitterは最高に盛り上がっていた。SNSやITに興味がある若者たちが集い、延々とツイートを投稿し続けていた時代があった。お互いのアカウント名を共有し、メールでやれば良いことをなぜかタイムライン上でやり取りしていた。
Twitterは今や立派なコミュニケーションインフラ。最近になって登録した人は「みんながやっているから」「プレゼントに応募したいから」「便利そうだから」などの理由で使い始めているのではないかと思うが、Twitterには登録フローに大きな欠点がある。
登録しても、何をどうすればいいのか分からないのだ。オススメユーザーをフォローしても大して気になる情報が無いのだ。これでは「Twitterよく分からない」となって然るべきだ。
そこで、Twitterはこのユーザーフローの見直しを行うようだ!New York Timesによると、Twitterは「Instant Timeline」と呼ばれる機能を新規登録ユーザー向けに提供開始すると報じている!
知り合いのツイートが表示される「Instant Timeline」
新規ユーザーがTwitterに登録してから離脱しないためにはどうするべきなのか。
現状の問題は登録してからアカウントをフォローしなければならないということ。フォローという概念がピンと来ていない人にとっては悪夢だ。そして、フォローしたはいいものの、特に興味がない情報がタイムライン上をひたすら流れてきたとしたら、その後ユーザーが取る行動は予想できる。
サービスは使い始めが肝心。大事なのはユーザーが気になる情報を表示させること。著名人や話題のツイートを見せることも大事だと思うが、Twitterは登録したユーザーの知り合いのツイートが表示されることが効果的であると判断したようだ。
仕組みは非常にシンプル。Twitterはユーザーの連絡先をスキャンし、既にTwitterにいる知り合いと関連性のありそうなアカウントをユーザーにリコメンドする。以前よりも登録したユーザーと親和性の高そうなタイムラインが表示される可能性が高くなる。
「Instant Timeline」は先週からAndroid公式アプリで新規登録している一部のユーザーに表示されているとのこと。現在はテスト段階であるようで、想定通りの結果が出れば正式機能としてリリースする見通し。
成長が鈍化していると言われているTwitter。新しいフロー導入によって新規ユーザー獲得に貢献することが期待される。
(via The Verge)