Twitter、特定アプリの締め出しは「ルール違反」。公式見解を投稿

Twitterが、1月12日より続いているサードパーティアプリが利用できなくなる問題について、初めて口を開いた。

Twitterの開発チームアカウント（@TwitterDev）が1月18日、「Twitterは古くからあるAPIルールを施行している。一部のアプリが動作しなくなる可能性がある」と投稿。「古くからあるAPIルール」の説明はなく、詳細は明らかにしていない。

Twitter is enforcing its long-standing API rules. That may result in some apps not working.

— Twitter Dev (@TwitterDev) 2023年1月17日

Tweetbotの共同開発者であるPaul Haddad氏はMastodonの投稿で、「古くからある＿＿＿というAPIルールを破ったことを公に謝罪」したいと投稿し、どのようなルール違反の説明不足を皮肉を込めて指摘。同時にTwitter Devチームに残された5人の従業員から発信されたメッセージではないだろうと投稿している。

またTweetbotの開発元であるTapbotsの公式アカウントは、「Tweetbotは約10年間存在しており、常にTwitterのAPIルールに準拠してきた。既存のルールに準拠していないのであれば喜んで対応するが、その前に何のルールかを教えてほしい……」と投稿した。

Tweetbot has been around for over 10 years, we've always complied with the Twitter API rules.

If there's some existing rule that we need to comply with, we'd be happy to do so, if possible. But we do need to know what it is…@TwitterDev, you know how to reach us. https://t.co/RujogIjRvx

— Tapbots (@tapbots) 2023年1月17日

Twitterは2018年にサードパーティアプリによるAPIのアクセス制限を儲けたが、2021年に撤廃。手段を問わずに収益化を最優先課題として取り組むイーロン・マスク氏がトップとなったTwitterは、5年前のような制限を設ける恐れがある。

Twitterの「ルール違反」はあくまでも建前上の理由だろう。広告が配信されない人気サードパーティアプリの利用を制限することで、ユーザーに無理やり公式アプリを使わせ広告の収益増を狙っていると考えられる。

サードパーティアプリ側は現状、警告なしに突然サービス停止に追い込まれた状態だ。使い勝手の悪い公式アプリを避けるためにサードパーティアプリを利用するユーザーも多く、一般人からも不満が噴出している。