X（Twitter）、広告収益分配プログラムを日本含む全世界で提供開始

X（Twitter）は7月28日、広告収益分配プログラム「Ads Revenue Sharing」（日本語表記は「広告収益配分」）を全世界で提供開始した。自分の投稿への返信に表示される広告から収益を得られる仕組みとなっており、広告収益配分の支払いを受けるためには、Stripeアカウントを接続する必要があると案内されている。

収益を得るためには、以下の3つの条件を満たす必要がある。

• アカウントがTwitter Blueに登録、または認証済組織に所属している
• 過去3カ月の投稿に1,500万以上のインプレッションがある
• 500人以上のフォロワーがいる

広告収益分配プログラムの開始当初では500万以上のインプレッションが条件とされていた。基準値を3倍以上にした原因は不明だが、海外で先行してリリースした際、クリエイターに「還元しすぎてしまった」可能性がある。

Today is the day: Ads Revenue Sharing is now live for eligible creators globally.

Set up payouts from within Monetization to get paid for posting.

We want X to be the best place on the internet to earn a living as a creator and this is our first step in rewarding you for your…

— X (@X) 2023年7月28日

イーロン・マスクCEOによると、最初の分配総額は500万ドル（約6.9億円）とツイート。75万人以上のフォロワーを抱えるジャーナリストは約330万円相当、23万人以上のフォロワーを持つミュージシャンは約30万円相当の支払いを受け取ったと報告している。

ツイートしているだけでお金が入るのはまるで夢のようだが、フォロワー数が支払い金額に大きく影響することは言うまでも無い。30万人以上のフォロワーを持つ@levelsioは、1万人のフォロワーで月25ドル（約3,400円）程度もらえると分析している。

Realistically you can make $2.50/mo per 1,000 followers with ad revenue (not subs!) on Twitter I think:

10,000 followers = $25/mo
100,000 followers = $250/mo
1,000,000 followers = $2.5K/mo

This will increase when more people become Twitter Blue payers though! https://t.co/BVMTA6ZtnZ

— @levelsio (@levelsio) 2023年7月13日