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watchOS 8の新機能、意識的に使わなければ存在に気づかないレベル

Apple Watchの単体利用時における使い勝手が向上する機能が多い

WWDC21 Keynote 4444

Appleは6月8日、WWDC 2021の基調講演でwatchOSの次期バージョンwatchOS 8」を正式に発表した。開発者向けのベータ版は本日提供開始、一般公開は今秋を予定している。

watchOS 8は、万人受けする新機能がない。ホームアプリとWalletの改良は、対応製品やデバイスがなければ恩恵は受けられない。写真の閲覧、メッセージアプリの操作性向上、連絡先アプリの追加など、iPhoneが手元にあれば必要性のない機能が多数追加されている。

iPhoneとともにApple Watchを使っている人にとっては感動の薄いアップデート内容だが、Apple Watchを単体で利用する人にとっては使い勝手が著しく向上する。今秋に登場する新型Apple Watchを見据えたアップデートなのかもしれない。

本記事では、iPhoneを持っている人でもある程度活用できるwatchOS 8の新機能をまとめた。全機能リストは、Apple公式ページを参考にしてもらいたい。

呼吸アプリの改良

呼吸アプリは、「マインドフルネス」アプリとして改名。呼吸体験の強化に加え、新しいセッション「リフレクト」が追加された。
WWDC21 Keynote 4111

リフレクトはポジティブな思考や心境に整える機能。美しいアニメーションとともに、「あなたが楽しいと感じる行動と、その理由を考えてみましょう」などと案内される。
WWDC21 Keynote 4120

厳しい世界情勢が続く中で、マインドフルネスアプリは多くの人を救う可能性がある。

睡眠中の呼吸数を計測

睡眠中の呼吸数を記録する機能が追加された。これまでは睡眠中の睡眠時間、心拍数、血中酸素を計測。加速度センサーを使用し、呼吸数を計測値に加えることで睡眠の状態を可視化できる。
WWDC21 Keynote 4169

計測結果はヘルスケアアプリから確認できる。

ポートレート写真を使用した文字盤

ポートレートモードで撮影した写真を活用した、「ポートレート」文字盤が追加された。奥行きを認識できることを利用し、時計の位置を被写体の後ろに表示できる。
WWDC21 Keynote 4289

太極拳、ピラティスのワークアウトが追加

体力づくりとマインドフルネスに活用できるワークアウトとして、太極拳とピラティスが追加された。

WWDC21 Keynote 4192

常時表示対応アプリの追加

watchOS 8では、Apple Watchの常時表示に対応したアプリが追加。マップ、マインドフルネス、再生中、電話、Podcast、ストップウォッチ、タイマー、ボイスメモが常時表示が使用できる。

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執筆者g.O.R.i
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