アーティスト、注目!ヨーロッパではiTunesよりもSpotifyの方が儲かるらしい
【img via wallpaper – beatles & apple by gui.tavares】
近年、海外では新しい音楽を手に入れる方法としてダウンロード型からストリーミング型にシフトしている。ビジネスモデルはサービスによって異なるが、基本的には月額料金を支払うだけで提供されている曲が聴き放題になる仕組みとなっている。
当然、これはユーザーにとってはメリットが大きいが、アーティストにとってはあまりメリットがないようだ。先日、Taylor Swiftが自身の楽曲を全て音楽ストリーミングサービス「Spotify」から取り下げることを発表し、話題となった。
ただ、全てのアーティストが同じ状況であるかというと、そういうことでもないらしい。The Wall Street Journalによると、ヨーロッパではiTunesよりもSpotifyの方がロイヤリティが13%も高かったと報じている!
質(1曲当たりのロイヤリティ)は下がるが、量(視聴者数)は増える
これは、Lenny KravitzやPaul McCartneyなど6,000組のアーティストが所属するKobalt Music Publishingが発表した内容によるもの。同社によると、2014年第1四半期におけるSpotifyのロイヤリティはiTunesに比べて13%も高かったと発表している。
【img via TechCrunch】
なぜこのような現象が起きているのか。これについて、KobaltはSpotifyでは1曲当たりのロイヤリティは下がるが、視聴者数は劇的に増えるため、結果的にアーティストへのロイヤリティが高くなると説明している。リーチできる人数はiTunesの3倍にもなるという。
ただし、これはあくまでもヨーロッパにおける現象とのことで、アメリカではこのような動きは見られていないとのこと。
ユーザーにとってメリットがあるサービスはいくらでも提供した方が良いが、サービスを提供する側が提供する上で必要な対価を得られないサービスは決して良いサービスであるとは言えない。これまで音楽ストリーミングサービスは「儲からない」と批判されることが多かったが、必ずしもそうではないことが今回明らかになった。
国内で音楽ストリーミングサービスがメインストリームになるのはまだ先になりそうだが、アーティスト・ユーザーどちらもハッピーになれるビジネスモデルが確立されることを願いたい。
(via Engadget)
名無しさん>げげげ、ホントだ!!!完全にナチュラルに間違えました。。。すいません!直しました!!ありがとうございます!!
Spotifyから全曲取り下げたのはKaty PerryではなくTaylor Swiftでは?