iOS/iPadOS 15.4やmacOS Monterey 12.3のPublic Beta 2、配信開始
マスク付きのFace ID、ユニバーサル・コントロールなどがベータプログラム登録者向けに解禁
Apple Beta Software Programより
Appleは2月10日、「iOS 15.4 Public beta 2」「iPadOS 15.4 Public beta 2」「macOS 12.3 Public beta 2」をパブリックベータプログラム登録者向けに配信開始した。
iOS 15.4では、Apple Watchなしでマスク着用時のFace IDが解禁。ロック解除だけではなく、Apple Payなどすべての機能がマスク着用状態で利用可能になった。新たに112種類の絵文字、iCloudキーチェーンにメモ機能、ショートカット実行時の通知オフなどが追加されている。
iPadOS 15.4とmacOS Monterey 12.3ではユニバーサル・コントロールが登場し、1台のキーボードとマウスで複数デバイスを行き来できる。iPad用Magic Keyboardのキーボード輝度を調整できる機能も登場した。
Public Beta利用の注意点
Public Betaは、パブリックベータプログラムに登録している人であれば誰でも無料でインストールし、正式リリース前の最新OSを試すことができる。ただし提供目的は正式リリースまでに、1人でも多くのユーザーからのフィードバックにより、完成度を高めること。不具合を発見した場合は、パブリックベータ版インストールと同時に追加される「Feedback」アプリから指摘しよう。
またパブリックベータ版は、既存の機能が利用できなくなるリスクもある。動作が安定した状態で一般公開されるまで、待つことをおすすめする。
プライベートや仕事用端末にパブリックベータ版をインストールした結果、仮に動作不良が起きたとしても、完全に自己責任だ。自分の意志でインストールすることになるため、不具合が起きてもAppleのサポートは受けることができない。自分で対処できる自信がないのであれば、インストールするべきではない。
試したい場合は、テスト用端末やサブ機など、動作が不安定になったとしても本来の使用目的に支障をきたさないデバイスを選ぼう。