macOS Monterey

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macOS MontereyのBeta 7およびPublic Beta 7、配信開始

macOS Montereyの概要

WWDC21 Keynote 5324

macOS 12 ”Montery”は、WWDC 2021で正式発表されたMac向けのOS。2021年秋に一般公開を予定。macOS Montereyの新機能として、ユニバーサル・コントロール、AirPlay to Mac、ショートカットアプリの追加、FaceTimeの改良、通知の見直し、集中モードの導入、Safariのデザイン刷新が含まれている。

ユニバーサルコントロールは、Macのキーボードとトラックパッドを使用し、同じiCloudアカウントを使用しているiPadを操作できる新機能。iPadにMagic Keyboardや別のキーボードとマウスをペアリングする必要がなくなった。

AirPlay to Macにより、iPhoneやiPadからAirPlayの出力デバイスとして使用可能になった。Macを外部ディスプレイとして使うこともできる。

FaceTimeは大幅に機能が強化され、より自然なFaceTime通話とSharePlayによる体験の共有を実現。空間オーディオやポートレートモードの対応、複数人で利用するときのグリッドビューが実装された。SharePlayは、FaceTimeを通じて同じ音楽、動画、画面を共有できる。

集中モードは、気が散ることを減らすのに役立つパワフルなツール。デバイス上の知能を活用して通知を許可する人やアプリケーションを提案する独自の「集中モード」を作成するか、提案された「集中モード」を選択することで、その瞬間に集中できるようデバイスを設定できる。

Safariは、デザインが大幅に刷新。タブがアドレスバーの横に移動し、タブのグルーピング機能が追加された。iCloud同期に対応し、同じアカウントにログインしている別のiPhoneやiPadと連動する。

AppleはiCloudの有料プランをアップグレードし「iCloud+」として提供。純正メールアプリで利用できる「メールを非公開」、Safariで利用できる「iCloud Private Relay」などが含まれている。

AirPods ProおよびAirPods MaxはM1 Macに接続時、空間オーディオ楽曲の再生に対応する。

macOS Montereyの新機能

ユニバーサル・コントロール

WWDC21 Keynote 5076

ユニバーサル・コントロールは、Macのキーボードとトラックパッドを使用し、同じiCloudアカウントを使用しているiPadを操作できる機能だ。iPadをMacBook Proの近くに近づけることで認識し、MacBook ProのトラックパッドやカーソルをiPadに移動し、iPadにペアリングされたキーボードとマウスと同様に操作できる。

1台のMacから最大で1台のMacと1台のiPad、合計3つのデバイスを行き来できる。

AirPlay to Mac

WWDC21 Keynote 5125

AirPlay to Mac」を使用することで、MacをiPhoneやiPadからのAirPlay出力先として使用できる。

Macからも接続でき、別のMacを外部ディスプレイのように使用できる。外部ディスプレイとして使用した場合、ミラーリングだけではなくディスプレイの拡張も利用できる。ワイヤレス接続および有線接続にも対応。Mac同士を接続すれば、レイテンシを最小限に抑えられる。

2009年から2014年までに発売されたiMacに搭載されていた「ターゲットディスプレイモード」と似ているが、AirPlayによる圧縮でレイテンシに影響が出る可能性がある。

FaceTimeとSharePlay

FaceTime with protrait mode

iOS 15とiPadOS 15で提供されるFaceTimeとSharePlayは、macOS Montereyでも利用できる。

FaceTimeには、通話をもっと自然にする一連の新しいオーディオ機能とビデオ機能が搭載。「声を分離」機能によりユーザーの声がとても明瞭になり、機械学習を利用して周囲の騒音を消すことができる一方で、「ワイドスペクトラム」機能で周りの音をすべて通してくれる。

「ポートレートモード」も対応し、M1チップのApple Neural Engineを活用してユーザーの背景をぼかすビデオエフェクトが利用できる。

SharePlay」は、FaceTimeを通じて友人や家族で繋がりながら体験を共有できる機能。Apple Musicで一緒に曲を聴いたり、テレビ番組や映画を同期した状態で観たり、画面を共有してアプリケーションを一緒に見たりできる。SharePlayは、iPhone、iPad、Macで機能し、共有された再生コントロールを使えば、SharePlayセッションの参加者全員が、再生、一時停止、早送りも共有できる。

リンクを生成し共有できるため、WindowsやAndroidを使っている相手ともFaceTime通話が可能になった。iPhone、iPad、Macでリンクを作成して、メッセージ、カレンダー、メール、他社製アプリケーションで共有できる。

集中モード

集中モード

集中モード」は、気が散ることを減らすのに役立つパワフルなツール。デバイス上の知能を活用して通知を許可する人やアプリケーションを提案する独自の「集中モード」を作成するか、提案された「集中モード」を選択することで、その瞬間に集中できるようデバイスを設定できる。

ショートカットアプリ

Shorcuts for macOS

iOSとiPadOSでは以前から提供されていたショートカットアプリが、Macでも利用可能になる。Automatorアプリで作成したワークフローは簡単に読み込みでき、アプリは最終的にショートカットアプリに吸収される。

リリース時には、Mac専用に設計された構築済みのアクションが豊富にそろえてあり、瞬時にファイルを共有したり、アニメーションGIFを作成するなどのタスクを実行できる。

Safari

WWDC21 Keynote 5324

Safariは、スクロールに合わせてページがさらに表示される新しいタブデザインでブラウズ体験を刷新。新しいタブバーはウェブページの色を採用して、タブ、ツールバー、検索フィールドを一つのコンパクトなデザインに組み合わせている。

「タブグループ」は、複数のタブを簡単に保存し、管理する新機能。Mac、iPhone、iPad間で同期できる。

そのほかの新機能

  • テキストの認識表示:デバイス上の機械学習を利用して、写真にある文字情報、例えば電話番号、ウェブサイト、住所、追跡番号などを検出し、コピー&ペーストや電話をかけたり、ウェブサイトを開いたり、情報を見つけたりすることができる。ただし日本語には非対応。
  • メモ:タグの追加、名前の言及、アクティビティ表示などの対応。
  • クイックメモ:システム全体でどのアプリケーションやウェブサイトでもメモを取ることができる新しい方法。
  • マップ:地図情報が充実しているが、日本では利用できない。
  • あなたと共有:システム全体で自分に共有されたコンテンツを、アプリごとにまとめて表示してくれる機能。
  • iCloud+:メールを非公開、iCloud Private Relay、HomeKitセキュリアビデオ、独自のメールドメインが利用可能に。

AppleシリコンMac限定の機能(Intel Mac非対応)

機能の実行に欠かせないニューラルエンジンの非搭載が原因で、以下の機能はIntel Macで利用できない。

  • FaceTimeビデオ利用時のポートレートモード(背景ぼかし)
  • ライブテキスト関連機能(写真内の文字情報のコピペや翻訳)
  • マップアプリ内のインタラクティブな地球表示
  • マップアプリ内の詳細表示(サンフランシスコやニューヨークなど一部都市が対応)
  • テキスト・トゥ・スピーチの変換機能
  • オフラインで動作するオンデバイスキーボードの音声入力
  • 音声入力による無制限入力

macOS Montereyの対応機種

  • MacBook (Early 2016年モデル以降)
  • MacBook Air(Early 2015年モデル以降)
  • MacBook Pro(Early 2015年モデル以降)
  • iMac(Late 2015年モデル以降)
  • iMac Pro(2017年モデル以降)
  • Mac Pro(Late 2013年モデル以降)
  • Mac mini(Late 2014年モデル以降)

macOS Montereyのダウンロードとインストール

macOS MontereyはWWDC 2021終了直後、開発者向けにベータ版が公開。Public Beta Programに登録すれば誰でも利用できるパブリックベータ版は7月にリリース予定。一般公開は今秋を予定している。

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