「iOS 8」からアプリのユーザー名やパスワード入力も「iCloud Keychain」に保存可能に
【img via MacRumors】
定期的にユーザー名とパスワードの入力を求めてくるアプリは万が一のことがあった時に安心できる一方で、起動するのがとにかく面倒。どうやら「iOS 8」からはこの面倒さが一気に改善されるようだ!
9to5Macによると、AppleはiOS用ネイティブアプリがSafariで保存されたユーザー名やパスワードにアクセスできる機能を提供すると報じている!
一度入力したIDやパスワードを「iCloud Keychain」に保存
Safariのオートフィル機能に対してネイティブアプリがアクセス可能になる、と言われるとピンと来ない人も多いもしれないが、Facebookに例えると非常に分かりやすい。
例えば、SafariでFacebookを開き、ユーザー名とパスワードを「iCloud Keychain」に保存した場合、Facebookアプリを開いた時にSafariで「iCloud Keychain」に保存されたFacebookのログイン名とパスワードで補完するかどうかを聞かれる仕組みとなっている。そのイメージ図が冒頭のスクリーンショットである。
では逆にSafariよりもFacebookアプリを先に起動した場合はどうなるのか。この時、アプリは新規で「iCloud Keychain」にログイン情報を保存し、SafariでFacebookを開いた時はオートフィル機能でログイン情報を補完できる。
当然、「iCloud Keychain」はMacでも利用可能。つまり、アプリやiOSのSafariでユーザー名やパスワードを保存した場合、MacからSafariでFacebookを開くと自分のユーザー名とパスワードが補完されるのだ。素晴らしい連携プレーだ!
「Touch ID」のAPIの解放も決まっていることから、今後はiOSデバイスではアプリやウェブサービスへのログインが非常に楽になりそうだ。ありがたい!
(via 9to5Mac)