Anker、史上最多の販売台数を誇るモバイルバッテリーに待望の新作。ストラップに”秘密の仕掛け”があります
全世界で600万台以上売れた超人気モバイルバッテリーに待望の新モデル
Ankerは5月16日、同社において史上最多となる600万台以上を販売したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」の新モデル「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」を販売開始した。
前モデルはAmazon上で2015年に取り扱いを開始し、ゴリミーでは2016年にレビューしている。すでに8年以上経っているバッテリーが今回、昨今の”Anker的モバイルバッテリートレンド”をしっかりと取り入れて進化した。
本記事はメーカーより先行して提供してもらったサンプル品を使い、製品の仕様や使い勝手などを紹介する。参考にしてもらいたい。
進化ポイントはポート、出力、筐体の3つ。ポートはUSB-Cポートが2つ、USB-Aポートが1つになり、3台のデバイスを同時充電できる。USB-Cポートは最大22.5Wの出力が可能となっており、10,000mAhのバッテリー容量によってiPhone 15を約2回分、急速充電できる。
2つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポート
筐体は前モデルから約30%薄型化し、約16mmの厚みを実現。世界最薄クラスとなっており、持ち運ぶ際に邪魔にならない。本体サイズは約114 x 71 x 16mm、重さは約200g。
昨今のAnker製モバイルバッテリーは、電池残量を確認できるディスプレイを採用している。「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」も例外ではなく、ボタンを押すことで電池残量が一目で確認できる。
しかし「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」の魅力は、バッテリーのスペックやハードウェアの仕様だけには留まらない。Ankerが用意した”ちょっとしたギミック”が非常に便利なのだ。
本体の角にはストラップホールが付いており、ストラップが予め用意されている。持ち運ぶ際だけではなくカバンの中から取り出しやすく、使い勝手が非常に良い。
このストラップ、一見よくあるストラップだが良く見てもらいたい。実はこれ、USB-C to USB-Cケーブルなのだ。
iPhone 15シリーズやAndroidスマートフォンであれば、充電用のUSB-Cケーブルを持ち運ぶ必要がない。ストラップも片手で簡単に外すことができ、デバイスの充電用だけではなくバッテリー本体の充電用にも使用できる。
USB-Cケーブルは約10,000回の折り曲げに耐えられる高耐久設計を採用。必要以上に振り回したり引っ張ったりするべきではないが、常識の範囲内で使う分には問題ないだろう。
ケーブルのカラーは本体のカラーとマッチしている。また2つのUSB-Cポートにケーブルを挿してストラップのように使うこともできるが、常識的な理由より、ストラップホルダーを使ったほうが良いだろう。
推奨されない持ち方
”人間をダメにするバッテリー”とどっちを買うか問題
最近発売されたAnkerのモバイルバッテリーのうち、最も話題になったのは「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」だろう。5,000mAhのモバイルバッテリーと最大30WのUSB充電器を兼ね、USB-Cケーブルも内蔵されている。「これが1台あれば十分」と評価されている。
しかし価格は約6,000円。機能を考えれば妥当だが、モバイルバッテリーとしてはなかなか渋い。その点では、「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」は通常価格でも約3,500円で購入できる。セール時に購入すれば3,000円以下で手に入るだろう。
実は現在、「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」は発売を記念して2,790円で購入できる。興味ある人は、この機会にチェックしてもらいたい。
こういうガジェット好きな人向けのモバイルバッテリーにTYPE-Aの端子いるかな?と思わなくもないです