「月1円のiPhone 16eで良くない?」iPhone 17やAirに迷う人ほど読んでほしい話
2年間24円でレンタルできる楽天モバイルのキャンペーン。17eを待つより、今16eを選ぶ方が合理的な理由を解説

iPhone 17シリーズやiPhone Airが登場し、「どうせ買うなら最新の17かAirでしょ」と思っている人は多いはずだ。誤解を恐れずに言うと、僕の場合、”iPhoneガチ勢”なので問答無用で「iPhone 17 Pro一択」だ。
だが2025年末のラインナップとキャンペーン状況を冷静に眺めると、あえてiPhone 16eを選ぶのは、感情ではなく合理性で説明できる選択肢になっている。
特に、楽天モバイルの「月1円」キャンペーンと組み合わせたとき、iPhone 16eは「とりあえず2年間、ほぼノーリスクで試せるApple Intelligence対応iPhone」という立ち位置に変わる。iPhone 17やAirに揺れている人ほど、「じゃあ16eで良くない?」という結論に落ち着きやすいはずだ。
今のラインナップの中で、iPhone 16eが担っているポジション

まずは2025年12月時点のiPhoneラインナップをざっくり整理しておきたい。上にはA19シリーズ搭載のiPhone 17 Pro/17 Pro Max、その下に標準モデルのiPhone 17、さらにデザイン特化の薄型モデルiPhone Airが並ぶ構造だ。
一方でiPhone 16eは、価格的には「エントリーモデル」だが、中身は昔のSEシリーズとは別物だ。有機ELディスプレイ、Face ID、USB-C、そしてA18チップと8GBメモリを搭載し、最新のApple Intelligenceにも対応する。スペック表だけ見れば「安い方」なのに、体験としてはかなり”今どきのiPhone”に寄っている。
なぜあえてiPhone 16eなのか:スペックと体験で整理する
iPhone 16eを一言でまとめるなら、「全部盛りではないが、日常で困らないラインをしっかり抑えたAI対応iPhone」だ。17シリーズやAirと比べて見劣りしやすいポイントと、逆に16eで十分なポイントを切り分けておくと、判断がしやすくなる。
分かりやすい違いは、ディスプレイのリフレッシュレートとカメラ構成だ。iPhone 17 ProやAirは120HzのProMotionディスプレイや3眼カメラを武器にしているが、iPhone 16eは60Hzの有機ELと48MP単眼カメラという構成になっている。
単眼48MPカメラで「足りてしまう」人は多い
かつての廉価モデルは「カメラで妥協」というケースが多かったが、iPhone 16eの48MPカメラは事情が違う。高画素センサーを活かし、中央をクロップすることで実質2倍相当のズームが可能で、日常の撮影なら十分以上という印象を持つ人が多いはずだ。
超広角や3倍以上の望遠をどれくらい使っているか、一度カメラロールを振り返ってみてほしい。風景やテーブルフォト、子どもの日常を撮る程度であれば、16eのカメラで「困る」シーンは思っている以上に少ないはずだ。
Apple Intelligenceを最安でフル活用できる
もうひとつ、16eを語るうえで外せないのがApple Intelligence対応だ。A18+8GBメモリという構成により、上位モデルと同じAI機能群が動作する。要するに、「AIの便利さ」だけを切り取ると、17シリーズと16eでできることはほとんど変わらない。
A19と比べればベンチマーク上の差は当然あるが、メッセージ要約、写真からのテキスト抽出、生成系のアシストなど、日常で使うAI機能において、体感差はかなり小さい。AIを試してみたいが、端末代はなるべく抑えたいユーザーにとって、16eは「Apple Intelligenceへの最安パスポート」になっている。
iPhone 17 Airと比べると見えてくる「現実解」
話題のiPhone Airは、極端な薄さと軽さで注目を集めている。筐体の薄さは5mm台とされ、17 Proに匹敵する価格帯で展開されている。デザインに振り切ったモデルであることは間違いない。
ただ、物理的に薄くするということは、その分バッテリー容量や放熱性能に制約が出るということでもある。日常的に長時間外出する人や、動画視聴・SNS・カメラをフルで使いたい人ほど、実は「少し厚いが電池が安心して持つ」端末のほうがストレスが少なかったりする。ここはデザインか実用性か、価値観がハッキリ分かれるポイントだ。
「iPhone 17eを待つべきか問題」を整理する
気になるのは「来年17eが出るのでは?」という点だと思う。SEから16eまでの流れを振り返ると、Appleはこの価格帯のモデルを毎年更新してこなかった。SE第2世代(2020年)、SE第3世代(2022年)、16e(2025年)という時系列を見ると、更新サイクルはおおよそ2〜3年ペースだ。
このサイクルを前提にすると、少なくとも2026年中に「17e」のようなモデルが出てくる可能性はそこまで高くない。しかも16eの時点で、有機EL・Face ID・USB-C・A18・AI対応と、エントリークラスとしての大きな世代交代を完了している。次のモデルが出たとしても、進化幅は「微修正」が中心になると考えるほうが自然だ。
iPhone 16e/17/Airをざっくり比較しておく
購入前にイメージを掴みやすくするために、主なポイントだけ整理しておく。ここでは実際の価格ではなく、「どのくらいお金をかけるモデルか」という感覚で見てほしい。
| 項目 | iPhone 16e | iPhone 17 | iPhone Air |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | エントリー/AI対応 | スタンダード | デザイン特化・薄型 |
| チップ | A18 | A19 | A19 Pro |
| ディスプレイ | 60Hz有機EL | 最大120Hz有機EL | 120Hz有機EL(薄型) |
| カメラ | 48MP単眼 | 広角+超広角 | 48MP単眼 |
| 強み | 価格とコスパ、電池持ち | 万能型、画面の滑らかさ | 薄さ・軽さ・デザイン |
楽天モバイルの「月1円iPhone 16e」とは何者か
スペックの話だけなら、「それでも17が気になる」という人は多いと思う。ここで効いてくるのが、楽天モバイルのiPhone 16e(128GB)向けキャンペーンだ。公式サイトによると、「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」へのMNPと同時に、買い替え超トクプログラム+48回払いでiPhone 16eを購入すると、最初の24カ月間の端末代が1円/月になる。
キャンペーンコード「2938」で案内されているこの施策は、簡単に言うと「iPhone 16eを2年間使っても本体代は24円で済み、25カ月目以降に返却すれば残債もチャラ」という仕組みだ。端末代として十何万円を払うのではなく、実質2年間レンタルするイメージに近い。
「Apple Intelligence対応iPhoneを2年間24円で試す」という考え方
ここまでの話を組み合わせると、楽天モバイルのキャンペーンを使ったiPhone 16eは、かなり分かりやすいコンセプトになる。「Apple Intelligence対応の最新世代iPhoneを、2年間ほぼタダで試せる」ということだ。
AIやカメラの進化を体験したいが、いきなり17 Proクラスに十数万円を投じるのは重い。そう感じているのであれば、16e+楽天モバイルという組み合わせはリスクを極端に抑えた入り口になる。2年後に17シリーズ以降に乗り換えるにしても、24円しか失っていないと考えれば、心理的なハードルはかなり下がるはずだ。
キャンペーンの条件を押さえておく
もちろん、条件はきちんと押さえておく必要がある。今回の1円キャンペーンは、他社からのMNPで「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」を申し込み、同時にiPhone 16e(128GB)を買い替え超トクプログラムの48回払いで契約することが前提だ。既存の楽天モバイル回線からのプラン変更や、データタイプのみの利用などは対象外となる。
また、25カ月目以降もそのまま使い続ける場合は、当然ながら残りの分割代金を支払う必要がある。2年ごとに確実に機種変更する前提の人向けの仕組みであり、「同じ端末を4〜5年使い倒したい」という人には向かない。
iPhone 16e+楽天モバイルが刺さるユーザー像
ここまでの要素を整理すると、iPhone 16eを楽天モバイルで契約するのが特にハマりやすい人は、だいたい次のようなタイプになる。
こんな人に向いている
- 2年ごとに最新iPhoneへ乗り換えるのが前提になっている人
- Apple IntelligenceなどのAI機能を試したいが、端末代は極力抑えたい人
- 超広角や望遠よりも、広角1本での日常撮影がメインな人
- バッテリー持ちの良さや、実用性を何より重視する人
逆に向かない人
常に最高のカメラ構成が欲しい人や、120Hzディスプレイを一度体験してしまい「もう60Hzには戻れない」という人は、素直に17 ProやAirに行ったほうが幸せになれると思う。どちらが正しいという話ではなく、ライフスタイルとこだわりの問題だ。
17やAirより16eが“ちょうどいい”人
iPhone 17シリーズやiPhone Airは、確かに魅力的だ。120Hzディスプレイ、3眼カメラ、薄さや質感など、「最新の一番いいやつ」を求める人の期待にはしっかり応えてくれる。ただ、そこに十数万円〜の価格差があることを忘れてはいけない。
一方でiPhone 16eは、Apple Intelligence対応のA18チップ、48MPカメラ、有機ELディスプレイ、そして長時間使えるバッテリーという「必要十分以上」を押さえたうえで、楽天モバイルのキャンペーンによって2年間ほぼタダで試せる選択肢に化けている。最新機能を一通り体験しながら、2年後に改めて17以降に行くか、別の選択肢を取るかを決めても遅くはない。
iPhone 17も良い。iPhone Airも間違いなくカッコいい。ただ、2025年末というタイミングで「失敗しづらい1台」を選ぶなら、楽天モバイルのキャンペーンを活かしたiPhone 16eはかなり有力な候補だと感じている。スペック、AI、価格、そのバランスを一度冷静に眺めてみてほしい。
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