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モバイル業界の重鎮がtwitterを利用しないと断言したが。

KDDI 小野寺社長、Twitterは「やるつもりない」
 小野寺氏はTwitterについて「いい仕組みだと思う」としながらも、「責任ある立場の人間が、やみくもにやるべきではない」という考え。つぶやいたことが責任のある形で実現できればいいが、Twitterのようなツールでは、ついうっかりしたり本音が出ることもあるとし、「あとで、つぶやいたことと逆のことを言おうものなら“何だ”ということになる」こともあって、使わないことにしたようだ。

<NTTドコモ>社長ツイッター「140字は難しい」
 山田社長は「(ツイッターを)やってはどうかと勧められるが、昨日と今日で言うことが違うこともある。140字では誤解をされることもあるかもしれない。今のところはやらない」と話した。

もう一体どうなってるんだ、この人達は。なんで、あえてtwitterをやらない宣言をしたのだろう。最近では、twitterを利用してエンドユーザーとの距離を縮める努力をしたり、最新の情報配信に活用したりだとか、色々な取り組みをしているのにも関わらず、モバイル業界の重鎮でもある2人があえて使わないと宣言するのはいかがなものだろうか。

モバイル業界の重鎮なのに、と言うのはワケがある。そもそもtwitterそのものがモバイルとの親和性が非常に高い。特にiPhoneに関しては豊富なクライアント数から推測できるように、非常に親和性が高く、iPhoneユーザーであり、かつ、twitterユーザーである人も少なくはないだろう。

twitterのコンセプトは「今、なにしてる?」を発信すること。最近ではそれも変わってきているようだが、ずっと根底にあるのは間違いなく「リアルタイム性」。リアルタイム性を求めるのであれば、常にいつでもこでも身の近くにおいてあるモバイル端末が最も親和性が高いはずだ。

twitterは今一般化しつつある、モバイルとの親和性が非常に高いインフラである。最近では、認知度は上がってきたものの、未だに使い方がよくわからない、という人や、使っているけどイマイチ活用し切れてない感じがする、という人もいっぱいいるはず。そのようなユーザーや、そもそも登録していないようなユーザーにtwitterという新しいインフラを有効活用してもらうためには、結局はそのフィールドで力がある人たちが、こう使ったらどうだい!って提案して初めてみんなが使うようになる。ソフトバンクの孫さんはそれを有効活用し、社員全員にもアカウントをとることを推奨し、触れてもらうようにしているようだ。これは本当に素晴らしいことだし、本当に良い取り組みだと思う。

なのに、日本のモバイル業界の上位大手2社の社長がやらない、と断言。全く意味がわからないし、その意図もわからない。責任ばっかり気にしているのは本当にみっともないのでやめてほしい。孫さんだって責任もあるはず。なんで彼ができる事を他の社長ができないのだろうか。それぞれAndroidで本気で参入を考えているのであれば、もう少しがんばれよ、と思った。うん。

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更新日2013年01月11日
執筆者g.O.R.i
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