Twitter APIの詳細が発表。月額100ドルプラン、取得可能ツイートは10,000投稿まで

Twitterは3月30日、Twitter APIの詳細や料金を発表した。無料の「Free (v2)」プラン、月額100ドルの「Basic (v2)」プラン、料金非公開の「Enterprise」プランの3種類が提供される。

Free (v2)プラン

Free (v2)プランは、月間1,500ツイートの書き込み制限があり、使えるTwitter IDは1つまで。Twitterのログイン機能も利用できる。利用料金は無料。

Basic (v2)プラン

Basic (v2)プランは、”ホビーユーザー向け”や”プロトタイプ用”としており、使えるTwitter IDは2つまで。ツイートの書き込みは1ユーザー月間3,000件まで、1アプリ月間50,000件まで。読み込みは月間10,000件に制限される。利用料金は月額100ドル（約1.3万円）。

Enterpriseプラン

Enterpriseプランは、ビジネスや広告プロジェクト向けの利用を想定しており、料金は非公開。専任のアカウントチームが管理に携わるという。

今月11日に流出した資料によると、Enterprise向けプランの最も高額なプラン「Large Package」は月額21万ドル（約2,780万円）、年間3.3億円で提供されている。最安プランの「Small Package」でも月額4.2万ドル（約560万円）、次の「Medium Package」は月額12.5万ドル（約1,670万円）。プランによって利用できる各種APIや送信できるリクエスト数に違いがある。

Here's the docs. "Large package" is $210,000 a month, or $2.5 million a year (tip @techmeme) https://t.co/RfGyWqpIgF pic.twitter.com/xuBiCBzoe7

— Chris Stokel-Walker ~ @stokel@infosec.exchange (@stokel) 2023年3月10日

既存のAPIは30日以内に廃止へ、早めの移行を推奨

現在提供されているStandard (v1.1)、Essential (v2)、Elevated (v2)、Premiumなどの既存プランは、今後30日以内に廃止する。「スムーズな移行のために、早めの作業を推奨する」としている。

広告用APIは従来どおり、承認されたデベロッパーに無償で提供される。教育機関向けには「新しい方法を模索している」と発言しているが、詳細は明らかにしていない。