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Apple Vision Pro、M5チップ搭載で大幅進化。AIパフォーマンスは最大2倍、新バンドで快適性も向上

ディスプレイは10%多くピクセルをレンダリング、PlayStation VR2コントローラー対応。価格599,800円から、10月22日発売

Apple Vision Pro M5 and R1 chips 251015

AppleがM5チップを搭載した新型Apple Vision Proを正式発表した。飛躍的に進化したAIパフォーマンス、向上したディスプレイのレンダリング、より快適なフィット感をもたらす新しいデュアルニットバンドを搭載し、10月22日より販売開始となる。価格は599,800円からで、本日より予約注文を受け付ける。

M5チップは第3世代の3ナノメートルテクノロジーを使用して設計され、先進的な10コアCPUと次世代10コアGPUアーキテクチャを搭載。前世代のM2モデルと比較して、システム全体でさらに高速な体験を実現する。また、カスタムマイクロ有機ELディスプレイ上でピクセルを前世代と比較して10%多くレンダリングでき、よりくっきりとしたテキストと、より精細なビジュアルを実現している。さらに、ユーザーが周囲の状況を見る際に、モーションブラーを軽減するために最大120Hzまでリフレッシュレートを上げることができ、Mac仮想ディスプレイを使用する時にもさらにスムーズな体験を提供する。

AIパフォーマンスが大幅に向上

16コアNeural Engineにより、AIを活用した機能の実行速度が向上し、Personaの収録や写真の空間シーンへの変換などのシステム体験では前世代と比較して最大50%速く、他社製アプリでは最大2倍速くなっている。JigSpaceのようなデベロッパはM5を活用して、空間コンピューティングとデバイス上のAIを組み合わせた企業向けの新しい使用事例を開拓している。

AppleのFoundation Modelフレームワークを使用した、Vision Pro向けの新しいJigSpaceアプリは、Apple Intelligenceの中核であるデバイス上のモデルを活用して複雑な情報をわかりやすく示す。ユーザーは複雑なデータセットを自然な言葉づかいで解析し、風力タービンのような精密な物体についてインタラクティブな3Dモデルを使って学ぶことができる。

新しいデュアルニットバンドで快適性が向上

デュアルニットバンドはさらに快適なフィット感をユーザーにもたらす。立体的かつ一枚に編み込まれた上部と下部のストラップが、クッション性、通気性、伸縮性を持つユニークな二重リブ構造を作り上げている。下部のストラップには柔軟性のあるリブ生地を使い、さらに快適さ、バランス、安定性を持たせるため、釣り合いを取る重りの役割を果たすタングステンのインサートが組み込まれている。

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デュアルニットバンドでは、立体的かつ一枚に編み込まれた上部と下部のストラップが、クッション性、通気性、伸縮性を持つユニークな二重リブ構造を作り上げている

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下部のストラップには柔軟性のあるリブ生地を使い、さらに快適さ、バランス、安定性を持たせるため、釣り合いを取る重りの役割を果たすタングステンのインサートが組み込まれている

Apple Vision Pro Dual Knit Band close up 02 251015
2つの機能を持つ直感的なフィットダイヤルで、ユーザーは理想的なフィット感を得られるよう細かい調整ができる

新しいデュアルニットバンドには、S、M、Lのサイズがあり、16,800円で別売りで購入できる。前世代のApple Vision Proにも対応しており、お客様はiPhoneのApple Storeアプリを使って、自分にぴったりのサイズを簡単に見つけることができる。

visionOS 26とコンテンツの充実

visionOS 26がApple Vision Proにパワフルな空間体験をもたらす。ウィジェットがユーザーの空間にシームレスに統合され、Vision Proを装着するたびに再表示されるので、時刻や天気をチェックしたり、音楽やポッドキャストを再生したり、空間を写真で飾ったり、ChatGPTにアクセスしたりするのが簡単になる。Personaが大幅に進化し、FaceTimeなどのアプリでのコミュニケーションをより自然で親しみやすいものにする。

Apple Vision Pro向けに提供されているアプリの数は100万を超え、そのうち3,000以上はvisionOS専用に作られたアプリだ。また、Apple Immersiveはストーリーテリングの可能性を再定義し続け、Audi F1 Project、BBC、HYBE、Red Bullによる新しいタイトルが今後数カ月の間に配信開始される予定となっている。

Apple Vision Pro Immersive films Tour De Force 251015

PlayStation VR2 Senseコントローラーに対応

PlayStation VR2 Senseコントローラーへの対応により、プレイヤーは6自由度の高性能モーショントラッキング、指の接触の検知、バイブレーションへの対応を備えた新しいレベルのイマーシブなゲームをプレイできる。PlayStation VR2 Senseコントローラーに対応して最初に提供されるゲームには、「Elu Legend」「Pickle Pro」「Ping Pong Club」「Spatial Rifts」などがある。

また、MacRumorsによると、M2チップを搭載した旧モデルのVision ProはAppleの下取りプログラムに対応していない。Apple Watch、iPhone、iPad、Macなどの高価格帯のApple製品は通常、新モデルの発売時に下取りプログラムに追加されるが、Vision Proは対象外となっている。

価格と販売について

M5チップとデュアルニットバンドを導入したApple Vision Pro599,800円から購入できる。ストレージ容量は256GB、512GB、1TBから選ぶことができ、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、アラブ首長国連邦、英国、米国では本日より予約注文を開始する。中国本土とシンガポールでは、10月17日から予約注文を受け付ける。

高性能のバッテリーは1回の充電で、最大2.5時間の一般的な使用、および最大3時間のビデオ再生に対応する。バッテリーを電源に接続すれば、自宅やオフィスで、または通勤中に、Vision Proをさらに長い時間使うのも簡単だ。

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執筆者g.O.R.i
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