広告ブロックアプリ「Crystal」、広告主と提携し一部広告を表示許可へ
「iOS 9」の登場とともに脚光を浴びているのが「コンテンツブロッカー」。見たくない広告をブロックしてくれるとユーザーからは大歓迎され、有料アプリ上位に君臨し続けている「Crystal」は11万ダウンロードを突破したという。
ところがその「Crystal」が今、闇雲に全ての広告をブロックするのではなく、あくまでも不愉快な広告のみをブロックする方針に切り替えるようだ。
The Wall Street Journalによると、「Crystal」の開発者であるDean Murphy氏はデスクトップ向け人気広告ブロックサービス「Adblock Plus」を開発するEyeo GmbH社と協力し、広告主と提携することによって一部の広告を「表示許可」する可能性があると報じている!
700社の広告が表示を再開する可能性ーーGoogleなど
要は広告ブロックサービス側で一部の広告主をホワイトリスト化することによって「Crystal」導入後も配信開始されるようになる、ということ。基本的に広告主がお金を支払うことによって表示が許可される仕組みとなっているが、同時に「表示可能な広告」のポリシーに厳守している必要があるとのこと。広告主である企業はGoogleやMicrosoftが含まれる。
Murphy氏は既に「Crystal」で75,000ドルの売上を得ているが、一部企業の広告表示を許可することにより、Eyeo GmbH社から追加の売上を得ることになる。「金の亡者め……」と思った人もいるかもしれないが、同氏曰く、売上ではなくパブリッシャーのことを思い、ホワイトリストの導入に踏み切ったという。
“Given how popular Crystal has become, it doesn’t provide any way for users to support publishers,” he said. “I decided that’s a good feature to provide, and from what I’ve seen the ‘acceptable ads’ policy doesn’t let through what I’d classify as bad ads.”
何を隠そう、メディアを運営するパブリッシャーとしてはこの流れは大歓迎。世間一般で「不愉快な広告」と言われているものが何に値するのかは理解できていないが、Google Adsenseなどは非常に厳しい審査基準を経て出稿できるようになることから、ホワイトリストの一部に含まれていて嬉しい。
逆に国内アドネットワークにあるチカチカするゲーム系の広告や、なぜか突然高さが50ピクセルから100ピクセルに伸びて表示が切り替わるAmeba系媒体に多い広告などは撲滅されることに期待したい。
「iOS 9」のコンテンツブロック機能、広告だけではなくGoogle Analyticsなどアクセス解析ツールもブロックされる可能性
(via AppleInsider)
このソフトに関して言えば
最初っからユーザーに判断の余地とかない(オンオフしかない)けどな
エロ広告などでしょうね
そもそも「不愉快」なんて個人的な感情だから定義できるものではないはず。ブロックするかしないかの判断もユーザがすべきでは?ユーザがブログする広告を選択できないなら意味がない。これではこのアプリの価値はないと思う。
ちょっと誤解を招いたらアレなので一部修正しますね、ありがとうございます!
あーそうなんです、そうなんですが、そのお金払っているところは不愉快ではない広告ということで許可したということみたいです!
AdBlockの仕組みを使ってますもんね!!いやぁ助かるわあ(´-﹏-`;)
これは不愉快な広告のみをブロックするわけではなく、お金を払った広告のみ許可するということじゃないですか?
すでにAdBlockなどでは導入済みだと思いますよ。