「らーめん錦」がアウトレットのフードコートとは思えない衝撃の美味しさ
フードコート内にあるラーメンは特別美味しいというイメージがあまりない。可もなく不可もなく、「まあこんなもんか」という気持ちで食事を終えることが多いが、先日、軽井沢プリンスショッピングプラザ内で食べた「らーめん錦」は違う。
何よりも実績がある。国内最大級のラーメンイベント「東京ラーメンショー」にて2010年から4年間、行列1位だった超人気店なのだ。それがまさかのフードコート内にあるという奇跡!
13時頃に通りかかった際はフードコートとは思えないほどの大行列ができていたので興味を持ち、その日の夜に食べてみることに。行列ができるのも大いに納得できる味だったので、紹介する!
深い味わいだが後味はあっさりとペロリと食べられる
「ラーメン錦」は秋田県に本店を置くラーメン屋。「らーめん錦秋田分店」だけが使用する濃熟鶏白湯が最大の特徴となっていて、繊細な鶏の旨味を最大限に引き出した深みのある、優しいまろやかな味わいが魅力。
麺は北海道産小麦を100%使用した自家製ストレート麺。トッピングにもこだわりを見せ、塩麹につけた鶏胸肉を低温加熱処理をした「塩麹漬鶏チャーシュー」や比内地鶏入り鶏つくねをカラリと揚げた「揚げつくね」は「ラーメン錦」ならでは。もちろん、「味玉」も欠かせない。
こちらがメニュー。具を乗せすぎるのは良くないととあるラーメン屋さんの店長に教わったことがあったが、欲張りな僕が選んだのは「特性全部のせラーメン」の醤油ラーメン(税別1,150円)。注文札を持ち、席でしばらく待つことに。
軽井沢プリンスショッピングプラザのフードコートはここ数年以内にできたばかりの新しい施設だが、所詮フードコートだ。昼間は全席が満席になるほど混み合っている。多くの人が社会復帰に向けてアップを始めているであろう金曜日の昼間だったのにも関わらず、大混雑だった。ピーク時はさぞ大変だっただろう……。
ラーメンは数分で完成。これが「特性全部のせラーメン」の醤油ラーメン。全部のせというだけあって盛り沢山だ。
スープは濃いように見えてあっさり。深みはあるが、重さはない。濃いのに胃もたれしない、という非常に不思議なスープだ。
まさかラーメンの中につくねがトッピングとして用意されるとは思わなかったが、「揚げつくね」は濃熟鶏白湯との相性が抜群!
そして通常のラーメンに入っている豚のチャーシューではなく、鶏のチャーシューというチョイスがまた素晴らしい。鶏肉、最高。
塩ラーメンはまるでカルボナーラのような深みのある味
後輩と2人で行ったので、僕は醤油ラーメン、後輩は塩ラーメンを注文。どちらも全部盛りなので具材は同じだが、スープがまるで違う。一般的な醤油ラーメンと塩ラーメンの違いよりも差がある。
そもそも料理のジャンルが異なるようにさえも思えた。僕が食べた醤油ラーメンはラーメンらしいラーメンだったが、塩ラーメンはカルボナーラを食べた時に味わえる濃厚さが口の中に広がる。なのに後味はあっさり。こっちはこっちでめちゃくちゃ美味しい……。
食べログの絶賛コメントを読んでから食べたが、見事期待を超えてくれる美味しさだった。フードコート内のラーメン屋だからと言って侮っていると衝撃を受けること間違いなし。
軽井沢プリンスショッピングプラザで買い物をする機会がある人はフードコート内にある「ラーメン錦」で醤油ラーメンまたは塩ラーメンを注文してみるべし!