Google Wifi、日本でも発売へ!ところで何がすごいの?
GoogleのWi-Fiルーター「Google Wifi」が明日26日からGoogleストアおよび対象店舗にて発売することが発表された。
ところで、「Google Wifi」は何がすごいのか。
Googleは「高速のWi-Fiをご自宅のどこからでも快適にお使いいただくための新しいWi-Fi通信システム」と説明しているが、GoogleがWi-Fiのサービスを提供する、ということ以外、何が「新しい」のか。簡単に解説しておく!
「メッシュWi-Fi技術」に対応、通信エリアが拡大可能
「Google Wifi」最大の特徴は、「メッシュWi-Fi技術」、俗に言う「メッシュネットワーク」に対応していること。必要に応じてGoogle Wifi端末を追加することで、通信エリアを拡大することができる。
これの強みは何かというと、ネットワークの電波が届きづらいデッドゾーンを回避し、通信速度の低減を防ぐことができる。
例えば、現在、Wi-Fiルーターの位置に対して壁や階段などによって死角に当たるような場所に部屋があるとする。従来のままでは以下のように電波が届かず、通信速度が期待できない。下記図だと、右側の部屋は電波がバリバリ届くが、左側の部屋は届かない。
ところが、「Google Wifi」があれば、本体を複数配置することによって相互に通信し、広域に安定した通信電波を届けることが可能になる。先ほどの図だと3つ配置することによって、カバーしたいエリア全体を網羅することができる。
また、端末を使用しながら家の中を移動しても「Network Assist」機能が最寄りのWifiポイント(設定された「Google Wifi」のこと)へ自動的に接続し、ネットワークエリア内であればどこに移動しても高速なWi-Fiが途切れることなく利用できる。
アプリから簡単に設定・管理可能!家庭でも便利
「Google Wifi」のもう1つの強みは、アプリで簡単に設定や管理が可能であるということ。
特に子どもがいる家庭には重宝しそうな機能が用意されていて、就寝時や食事時など、決まった時間に特定の端末のWi-Fiを停止するようにスケジュールを設定することも可能。成人向けサイトへのアクセスをブロックすることも可能。
自宅のネットワークに接続されている端末の種類や数、各端末の帯域幅などをひと目で確認でき、さらには特定の端末への通信を優先する設定も可能。
これが意外と役に立つことが多そうで、例えばiPadで映画をストリーミング再生している場合、通信速度が足りずに映像が途切れ途切れになってしまうのは最悪。「Google Wifi」があれば、その端末を優先することにより、安定した通信を楽しむことができる。
もちろん、セキュリティ対策も万全。Googleアカウントは必須だが、セットアップ、ワイヤレス暗号化、セキュアブート、自動アップデートといったセキュリティ機能などでネットワークを保護してくれる。
1台で16,200円〜、3台セットで42,120円
何かと便利で快適そうな「Google Wifi」だが、一般的なWi-Fiルーターと比較して高価。1台で16,200円、3台セットで42,120円となっていて、明日26日(木)からGoogle ストアおよび対象店舗で発売する。
自宅やオフィスの通信速度や通信エリアに不満がある人は、この機会に購入してみてはいかがだろうか。
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