「Google Allo」、発表!人工知能や自然言語解析をフル活用したメッセージアプリ
本日、Googleから新しいメッセージアプリ「Google Allo」が発表された。
「また新しいメッセージアプリかよ、もうLINEで十分だよ」と思っている人も少なくないかもしれないが、LINEやFacebookメッセンジャー、そしてSnapchatなどコミュニケーションアプリが盛り上がりを見せる中、Googleが見ぬふりして放置するはずもない。「Hangout」も活用している人も見たことがないので、Googleとしても気合いを入れなければならない分野なのだ。
Googleが新しい「Google Allo」に取り入れたのは人工知能と自然言語解析。これらをフル活用したアプリとなっていて、LINEやFacebookメッセンジャーには無い機能を備えている。
Inboxで得た自然言語解析機能のノウハウを採用
「Google Allo」はGoogleらしいUIを採用し、アプリの操作感は良さそうだ。投稿する画像をアプリ内で簡単に加工することができる他、文字も拡大縮小を簡単に行うことができる。
特に素晴らしいのはInboxに近い自然言語解析機能を取り入れていること。送られてきたメッセージに対してアプリ側が自動的に解析し、返信内容を予め候補として表示してくれる。よって、場合によっては一切文字を打つことなく数回タップするだけでメッセージが完了する場合もありそうだ。
素早くメッセージのやり取りをしたい忙しない現代人にとってはなかなか使い勝手が良さそうだ。日本語でも同様の精度が出せるのか、気になるところ。
ただ、「Google Allo」の最大の強みは「Google Assistant」を搭載していること。常にアプリ内に常駐し、特定のキーワードや文面をフックとして必要な情報を提示してくれる仕組みとなっている。
例えば上記のサンプルではメッセージ内で「イタリアン料理行きたいね」というメッセージを送信後、「Google Assistant」が周辺のイタリアン料理店」という項目をメッセージの合間に投稿。これをタップすることによって周辺にあるイタリアン料理店をアプリ内から検索することができる。
ポイントは「Google Allo」内ですべて完結するということ。検索、マップ、YouTube、翻訳などのGoogleサービスがアプリを一切出ずに確認することができる。もちろん、「Google Assistant」と1対1でやり取りすることも可能。
正式リリースは今夏を予定。「Google Duo」とともに使うのが楽しみだ!
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