Nano Banana 2、本日公開。競合の半額以下でリーダーボード1位に
1,000枚あたり67ドルでGPT Image 1.5・FLUX.2 [max]を超える評価スコアを実現。Gemini APIおよびGoogle AI Studioで即日利用可能
Googleが現地時間2026年2月26日に発表した「Nano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)」は、一言で言えば「ProレベルのクオリティをFlashの速度とコストで実現した」画像生成・編集モデルだ。現時点では画像生成モデルのリーダーボード(ArenaおよびArtificial Analysis)で世界1位を獲得しており、しかも価格は競合の約半額という注目のリリースとなっている。
GeminiアプリではFast・Thinking・Proの全モードにおいてデフォルトの画像生成モデルとして採用された。Gemini APIやGoogle AI Studio(有料APIキーが必要)、Vertex AI、Google Antigravity、Firebaseからも利用できる。
前モデルから何が変わったのか
これまでのNano Banana(初代)はFlashモデルながらProに比べてクオリティ面で差があった。Nano Banana Proは2025年11月にリリースされ、高精細さと高度なクリエイティブコントロールを備えていたが、コストが高く大規模な開発用途には使いにくかった。今回のNano Banana 2はそのProの機能を継承しながら、速度とコストを大幅に改善した位置づけだ。
具体的な進化ポイントは以下の通り:
- ウェブ検索との連携(新機能):テキストと画像の両方のウェブ検索結果をリアルタイムで参照して画像を生成できる。特定の場所や実在する被写体の再現精度が上がった
- 被写体の一貫性:1つのワークフロー内で最大5キャラクター・14オブジェクトの外見を維持したまま複数のシーンを生成できる(初代では不安定だった部分)
- テキストレンダリングの強化:画像内のテキスト描写が大幅に精度向上。多言語への翻訳・ローカライゼーションも画像内で完結できる
- 解像度の拡充:既存の1K・2K・4Kに加え、512px(0.5K)の低レイテンシ向けオプションを追加
- 新アスペクト比:4:1、1:4、8:1、1:8をネイティブサポートとして追加
- シンキングモード:複雑なプロンプトに対して事前に推論を行う「High/Dynamic」モードを搭載。より精度の高い出力が可能になった
競合と比べた注目ポイント
価格面が特に際立っている。1,000枚あたり67ドルという価格は、Nano Banana Pro(134ドル)、GPT Image 1.5(133ドル)、FLUX.2 [max](140ドル)と比べて約半額だ。それでいながら評価スコアではこれらを上回っており、コストパフォーマンスの観点では現時点で最も優れた選択肢と言える。
ArenaとArtificial Analysisによる評価では、特にテキストレンダリングと3Dイメージングのカテゴリで大きな改善が見られた。また初代Nano Bananaの弱点だった複雑な空間配置や多被写体の管理精度も向上している。ただしモデルカード上では、小さなサイズのテキスト(1Kモデルで特にぼやけやすい)や長い段落のレンダリング、マスク・落書きベースの編集における命令遵守には引き続き制限があることが明記されている。
なお、Nano Banana 2で生成されたすべての画像にはGoogleのAI透かし技術SynthIDが付与される。さらにAdobe・Microsoft・OpenAIらが推進するコンテンツ認証規格C2PAにも対応しており、生成AI由来の画像であることを検証できる仕組みが整っている。
どこで使えるか
Nano Banana 2は現在、以下のプロダクトで利用できる:
- Geminiアプリ:Fast・Thinking・Proモードのデフォルト画像生成モデルとして搭載(141カ国・8言語に対応)。Google AI ProおよびUltraユーザーは3点メニューからNano Banana Proも引き続き選択可能
- Google検索:AIモードおよびLensで利用可能
- AI Studio / Gemini API:有料APIキーが必要。モデル名は
gemini-3.1-flash-image-preview - Vertex AI:エンタープライズ向けにプレビュー提供中
- Flow:デフォルトモデルとして採用。全ユーザーがクレジット消費なしで利用可能
- Google Ads:キャンペーン作成時の画像提案に利用可能
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