【レビュー】Anker Nano II 30W:2年前の超人気商品が進化
Ankerの超極小20W製品からわずかなサイズアップで最大30Wを実現
Anker独自技術「Anker GaN ll」を採用した、最大30W出力のUSB-C充電器「Anker Nano II 30W」が販売開始した。メーカーよりレビュー用としてサンプルを提供してもらったので、紹介する。
Anker Nano II 30Wは、最大30W出力のUSB-C充電器。プラグは固定式となっており折り畳むことはできないが、最大30W出力によりMacBook Air、iPad、iPhoneをフルスピードで充電可能だ。
サイズは約32 x 30 x 38mm、重さは約47g。従来の一般的な30W出力の充電器と比べて約60%の小型化に成功している。Anker PowerPort III Nano 20Wと比べても、サイズアップはわずか。驚くべき小ささで最大30W出力を実現しているのだ。
先行して発売されていた45Wモデルと比べると一回り小さいが折畳式プラグは搭載されていないため、持ち運ぶ際は別途ガジェットポーチなどに入れたほうが安全だろう。
GaN技術の進化により、30W製品でも一回りサイズダウン
Ankerが初めてGaN技術を採用したのは、2018年発表(2019年発売)のPowerPort AtomシリーズのUSB-C充電器。当時最小モデルだったPowerPort Atom PD 1は、最大出力が30Wだった。
Anker Nano II 30Wは同じ30Wだが、電源ICと回路設計を改良し、厳しい安全基準を満たしながら開発した「Anker GaN II」のお陰でさらに小型化。当時衝撃的だった「4cm四方」というコンパクトさは、最新モデルで「3cm四方」になった。
Anker PowerPort Atom PD 1との比較
業界をリードするAnkerの進化は止まらない。この先登場するであろう「Anker GaN II」の新製品が楽しみだ。