【レビュー】Anker PowerPort Atom PD 4ーー最大100W出力対応のUSB-C/USB-A急速充電器
机の上にあるデバイスを1つの急速充電器から充電するとなると、相当な出力が必要になる。iPhoneやiPadだけならまだしも、Macを充電するのであればなおさら。
そんな思いを叶えてくれるパワフルな製品がAnkerから登場した!
「Anker PowerPort Atom PD 4」はAnkerとして初めてUSB Power Delivery(USB PD)の規格上限となる最大100W出力に対応したUSB-C/USB-A急速充電器。これが1台あればiPhoneもiPadもMacも同時に充電可能!
1台先行してサンプルを提供していただいたので、紹介する!
デスクに置いておけば安心するパワフルなUSB急速充電器
Macを含むあらゆるデバイスが充電できるUSB PD対応のUSB充電器はこれまでにも「HyperJuice 80W USB-C チャージャー」や「HyperJuice 87W USB-C チャージャー」を紹介してきた。
今回紹介する「Anker PowerPort Atom PD 4」はそれらを上回る最大100W出力を実現。現時点で僕が所有する最も出力が大きいUSB急速充電器である。
サイズは約110 × 85 × 34mm、重さは電源アダプタ単体で376g、ケーブルを含めると468gだった。
サイズ感を61W USB-C電源アダプタ」(重さ192g)と「87W USB-C電源アダプタ」(重さ296g)と見比べてみると、一回り大きい。そして重い。
持ち運べないことはないが、基本的には自宅や職場のデスクに置いて使うことを想定していると思われる。裏側には小さいゴム足が用意され、滑り止めとして機能する。
ポートの配置は下記の通り。左側にUSB PD対応のUSB-Cポートが2つ、右側にAnkerの独自充電技術「PowerIQ」に対応したUSB-Aポートが2つ用意されている。
最大100W出力の実力を検証!出力ワット数を確認
「Anker PowerPort Atom PD 4」の出力は本当に凄いのか。試しに15インチ型MacBook Pro(2017)を接続してみたところ、約80Wで出力されていることが確認できた。充電状況に応じて出力は変わるため、15インチモデルでもフルスピードで充電できると考えられる。
MacBook Pro15インチモデルと13インチモデルを同時に充電してみたところ、15インチモデルはいずれも45W前後の出力を確認。
さらにもう1台加えて3台同時に充電した場合を検証。「COOWOO USB電流電圧テスター」で「iPhone XS」を追加で充電したところ、約10Wの出力を確認。
ここですべてのデバイスを外し、「USB-C – Lightningケーブル」で「iPhone XS」のみを充電したところ、約11Wの出力となっていた。
1つのコンセントで4つのデバイスを高出力で充電可能
「Anker PowerPort Atom PD 4」は9,999円と決して安くはないが、Macを含む4つのデバイスを同時に充電できる出力があることは非常に魅力的。
実際、出かける前に少しMacを充電したい時や外部ディスプレイに接続するまでもなく作業したい時に、高出力に対応したUSB急速充電器があると便利。
普段はiPhoneの急速充電に使うことが最も多い(検証したいのに電池切れ、みたいな時)が、Macを充電したい時に充電できることが良い。
単純に1つのコンセントから4つのデバイスを充電できるという点も良い。特にMac純正の電源アダプタは無駄に場所を取るのでそれを使わなくて済むだけでもありがたい。
個人的には底面にあるゴム足に救われている。HYPER製品はゴム足がなく、ケーブルが挿しづらかったので、出力が大きいという点もそうだが使い勝手という観点から「HyperJuice 87W USB-C チャージャー」から乗り換えた。最高。
もし欠点を無理やり挙げるとしたら、少し本体サイズが大きいということだろうか。100W出力なので仕方ないと思っているので欠点としては認識していないが、デスクスペースを考えると考慮した方が良いかもしれない。
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