【レビュー】Caldigit Tuff nano:IP67防水仕様の超小型SSD
最大読み込み1055MB/s、最大書き込み900MB/sの高速転送を実現、カラフルな4色展開
内蔵ストレージ不足を解消するために、外付けSSDは非常に便利だ。軽く、コンパクトで、データの通信速度が速い。衝撃に強く、防水防塵仕様である製品も少なくない。
今回紹介するのは、Caldigitから提供してもらった超小型SSD「Tuff nano」。最大読み込み1055MB/s、最大書き込み900MB/sの高速転送を実現し、外部ストレージとしてだけではなく直接作業も十分に耐えうる仕様だ。
本体は名刺サイズ、可愛いパッケージは持ち運び用ケースになる
「Tuff nano」はパッケージが可愛い。一昔前のゲーム機用カートリッジが入っているようなデザインで、ワクワクせずにはいられなかった。
USB-Cポート1つのみ、水に浸した後でも問題なく動作
「Tuff nano」に搭載されているポートはUSB-Cポート1つのみ。やや開閉しづらい構造を持つラバー製カバーが用意されている。
IP67を満たしているため、深さ1メートルの水中に30分間放置しても有害な影響を受けない。防塵、耐衝撃性能も備える。
端子が密閉されていることを入念に確認した上で、実際に水に浸してみた。
乾かした後、MacBook Proに接続して動作を確認する。
問題なく認識された。「Tuff nano」をMacに接続すると、製品のアイコンが表示されるのは良い。
転送速度を計測したところ、書き込み速度は約778Mb/s、読み込み速度は923MB/sだった。メーカーが謳う最大読み込み1055MB/s、最大書き込み900MB/sには満たないが、十分速い。512GBモデルのため、理論上は1TBモデルはさらに速い可能性がある。
SanDisk Extreme Pro Portableと良い勝負
これまで持ち運び用のSSDとして「SanDisk Extreme Portable」を使用してきたが、手元にあるモデルの最大読み込み速度は550MB/s。転送速度では「Tuff nano」が上回っている。
ただしSanDiskの最新モデル「Extreme Pro Portable」は最大1,050MB/s。価格もSanDisk製の方が安い。
Tuff nano | SanDisk Extreme Pro | |
---|---|---|
転送速度 | 書き込み:最大1055MB/s 読み込み:最大900MB/s |
書き込み:最大1050MB/s 読み込み:最大1050MB/s |
ポート | USB 3.1 Gen 2 | USB 3.1 Gen 2 |
防水仕様 | IP67 | IP55 |
重さ | 77g | 77g |
カラバリ | グリーン レッド ブラック ブルー |
黒 |
価格 | 512GB:19,800円 | 500GB:16,800円 |
その代わり「Tuff nano」の方が高い防水・防塵性能を持ち、本体カラーもカラフルな4色展開だ。個性的なデザインを好み、撮影現場などラフな環境で使う機会が多いのであれば、「Tuff nano」が良いのではないだろうか。