【レビュー】SanDisk エクストリーム ポータブル:カジュアルに持ち運べる1TBの高速SSD
IP55の防滴/防塵性能を備える、読み込み速度が最大550MB/秒のポータブルSSD
MacBook ProやMacBook Airを買ったは良いものの、ストレージ容量不足で困っている人は少なからずいるのではないだろうか。
Macのストレージ容量不足を解消する方法でも紹介しているが、iPhoneのバックアップデータを外付けドライブに移動することによってストレージ容量は大幅に削減することができるが、問題は外付けHDDだと読み込み速度および書き込み速度が遅く、万が一の落下や衝撃に強くない。自宅に据え置きであれば問題ないが、持ち運ぶことを考えると使い勝手が悪い。
もしくは仕事でファイルデータ容量が大きい写真や動画のファイルを多数取り扱う場合、内蔵ストレージだけではすぐにいっぱいになってしまう、という人も多いだろう。これも外付けHDDでまかなうことはできるものの、万が一直接データで作業したい時にドライブ性能がボトルネックとなり、読み込み・書き込み速度が遅くて作業効率が悪い、という問題に直面する。
今回購入したのは容量1TBの外付SSD「SanDisk エクストリーム ポータブル」。読み込み速度が最大550MB/秒を謳う製品となっていて、IP55の防滴性と防塵性を備えているため、精神的にも持ち運びしやすい。
衝撃的なコンパクトさ、期待を裏切らない高速転送速度
これが「SanDisk エクストリーム ポータブル」。新しい13インチ型のMacBook Air(2018)と並べてみるとそのコンパクトさに驚くだろう。
本体にあるのはUSB-C端子のみ。よってMacBook AirやMacBook Proはもちろんのこと、MacBookともケーブル1本で接続できるため非常に便利かつスマート。同梱されているケーブルも短いので邪魔にならない。
なお、互換性のためにもUSB-Aポートに変換できる端子が用意されている。基本的にはUSB-Cケーブルとして使い、必要な時にUSB-Aポートを取り付けて使うことができる。
「iPhone XS Max」と比較してもこのサイズ感。
裏にはストレージ容量が1TBと書かれている。持ち運び用の穴もあるので、普段はなんとなくカラビナを付けている。
肝心な読み書き速度だが、書き込み速度は475.9MB/s、読み込み速度は513.7MB/sを実現。
これを過去に測定した端末と比較してみたところ、12インチ型MacBookの2015年モデルに近い測定値が出ていることがわかった。
僕自身はiTunesのデータおよびiPhoneのバックアップデータの退避先として使うという贅沢な使い方をしているが、以前紹介したYouTuberのKraig Adams氏は「SanDisk エクストリーム ポータブル」の500GBモデルを使用して編集したと動画内で語っていた。内蔵SSDに比べると性能は落ちるが、十分使用に耐えられるということだろう。
今回は1TBモデルを購入したが、250GBモデル、500GBモデル、2TBモデルもある。気になる人はチェックしてみるべし!
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転送速度重視な人は「SanDisk Extreme900 ポータブルSSD」がおすすめ
僕が使用しているMacBook Pro(2018)に搭載されているSSDは書き込み速度が2,300MB/s以上、読み込み速度は2,600MB/s以上となっているため到底敵わないものの、外部ストレージおよび暫定的な作業用ストレージとして使用する分には全く問題ない。
なお、転送速度を重要視するのであれば以前レビューした「SanDisk Extreme900 ポータブルSSD」を使うという選択肢もある。
「USB 3.1 Gen.2」に対応しているため、最大850MB/sの書き込み・読み込み速度が可能となっていて、今回紹介した「SanDisk エクストリーム ポータブル」よりも2倍近いスピードを実現。これは「MacBook 2016」に匹敵する速度だ。
ただ、個人的には持ち運びしやすさとコンパクトさという観点から「SanDisk エクストリーム ポータブル」の方がおすすめ。気になる人は下記からどうぞ!
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