【レビュー】Satechi On-The-Go マルチ USB-Cハブ 9-in-1:M1 Macには少しオーバースペック
”持ち運び可能な全部入りUSB-Cハブ”を求めるユーザーにとっては最適な製品
Satechiから発売された「Satechi On-The-Go マルチ USB-Cハブ 9-in-1」は、8種類合計9個のポートを搭載し、最大100WのUSB Power Deliveryに対応したUSB-Cハブだ。”持ち運び可能な全部入りUSB-Cハブ”を求めるユーザーにとっては最適な製品だろう。
メーカーよりレビュー用としてサンプルを提供してもらったので、紹介する。
Satechi On-The-Go マルチ USB-Cハブ 9-in-1の特徴
搭載ポート
Satechiの9-in-1 USB-Cハブに搭載されているポートは以下のとおり。
- USB-C PD 充電 (最大 100W)
- HDMIとVGA ディスプレイ出力
- ギガビットイーサネット
- 2x USB-A データポート
- USB-C データポート
- micro/SD カードリーダースロット
HDMIポートは最大4K@60Hz、VGAポートは最大1080p@60Hz。一度に1枚のディスプレイまでしか出力できない。またデータポートとして用意されているUSB-CポートとUSB-Aポートは、5V 0.5Aまでの出力制限があるため充電やビデオ出力に対応しない。
USB PDポート、USB-Cポート、HDMIポート
最大100Wの充電に対応するため、理論上は16インチMacBook Proをフルスピード充電できる。電池残量26%の状態で検証したところ、約72〜81Wの出力が確認できた。充電中の発熱もなく、快適に使用できる。
本体内蔵のUSB-Cケーブル
Satechiの9-in-1 USB-Cハブは、本体にケーブルが内蔵されている。取り出しは簡単。ケーブルが固定されている製品と比べ、ガジェットポーチやバッグのポケットに収納しやすい。
ケーブルの収納エリアの真下に端子があり、コンピューターと接続して使用する。
ケーブルは平べったい構造だが、折り曲げて使用することもできた。
本体内蔵の10cmケーブルとは別に、1メートルのケーブルも同梱されている。
Satechi On-The-Go マルチ USB-Cハブ 9-in-1レビュー
Satechi On-The-Go マルチ USB-Cハブ 9-in-1は、MacBook ProやMacBook Airのポート不足を解消し、様々な周辺機器を接続可能にする製品だ。ハイエンドユーザー向けの製品であり価格は1万円以上もするが、4K/60Hz対応HDMIポート、Ethernetポート、VGAポート、ケーブル内蔵をすべて併せ持つ製品はない。
9-in-1 USB-Cハブは、16インチ型MacBook Proユーザーにおすすめ。M1 MacBook Pro/Air用としては、ややオーバースペック気味だ。ケーブルの本体内蔵、VGAポートの搭載、4K/60Hz出力の対応が必要なければ、Satechi V2 マルチ USB ハブで十分だろう。