【レビュー】「Satechi Type C Pro Hub」ーーMacBook Pro用USB-Cハブの大本命

Satechi Type C Pro Hub

MacBook Pro 2016」から失われたポート達を復活させるためのUSB-Cハブは色々と出ている。

これまで紹介した「最強のUSB-Cハブ」と言えば「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」だが、価格が高いことがネック。その代わりとして「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」はコストパフォーマンスが非常に高い。

さて、今回紹介する「Satechi Type C Pro Hub」は「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」と同様にHDMIを含む2015年モデルにあったポートをすべて復活させてくれるUSB-Cハブ

数日間使用してみたのだが、もしかしたらこれがUSB-Cハブの大本命かもしれない!「Satechi Type C Pro Hub」の外観や使用感、そして買うべきか否かについて解説する!

用意されているポート一覧と本体の外観

Satechi Type C Pro Hub」に用意されているポートは下記の通り:

  • Thunderbolt 3ポート x 1:5K出力、2 x 4K@60Hz出力に対応、40Gbpsデータ速度
  • USB-Cポート x 1:5Gbpsデータ速度
  • HDMIポート x 1:1080p@60Hz 4k@30Hz
  • USB 3.0ポート x 2:5Gb/sデータ速度
  • SD/Micro SDカードリーダー × 1:104MB/s

MacBook Pro」の2015年モデルに用意されてあったポートはこのUSB-Cハブがあれば全て復活。「Thunderbolt 3」ポートも用意されているので「LG 5K UltraFine Display」を出力した状態でその他のポートを使用することも可能。4K@30Hzで出力可能なHDMIポートも用意されているので、外部ディスプレイ用としてはもちろんのこと、プレゼン時に役立つのでものすごく便利。

従来のUSB 3.0ポートもあるためiPhoneの同期やマウス用のレシーバー、外付けHDDなども接続が可能。SDカードリーダーも完備されているため、デジカメから素早く写真データを読み込むことができる。

外観をチェックしよう。左側から「Thunderbolt 3」、USB 3.0ポート、USB-Cポート、そしてSD/Micro SDカードリーダーとなっている。「Thunderbolt 3」とUSB-Cを分けたのは混乱を避けるためなのかもしれない。見た目は違和感があるが、使い勝手としてはこちらの方が良さそうだ。
Satechi Type C Pro Hub

端にHDMIポートが配置されているのは「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」と同じ。
Satechi Type C Pro Hub

MacBook Pro 2016」の左右いずれかの「Thunderbolt 3/USB-C」ポートを2つ同時に接続する仕組み。
Satechi Type C Pro Hub

左側に挿した状態で目に見える面を表だとした場合、表側には何も書かれていない。色々と書かれていた「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」と比べると実に美しい。
Satechi Type C Pro Hub

裏側も必要最低限となっていて、左下にはSatechiのロゴ、右下には基準適合マークが並んでいるが、いずれも小さいため主張が少ない点は評価できる。
Satechi Type C Pro Hub

MacBook Pro 2016」に装着してみた

Satechi Type C Pro Hub

ポートを拡張するために接続しなければならない以上、Mac本体に挿した状態の見た目は極めて重要だ。そこで、実際に「MacBook Pro 2016」に接続した状態を写真で紹介する。

まずは左側に接続した場合。
Satechi Type C Pro Hub

Satechi Type C Pro Hub

こちらが右側に接続した場合。
Satechi Type C Pro Hub

Satechi Type C Pro Hub

「Satechi Type C Pro Hub」の魅力はそのデザイン。カクカクとした他のUSB-Cハブと異なり、曲線を描くような丸みを帯びた筐体を採用しているので格好良い。接続用の端子も中央に配置されているため、左右どちらに接続しても高さが変わらない点も気に入っている。

HDMI以外のポートに周辺機器を接続してみた

Satechi Type C Pro Hub

それでは早速「Satechi Type C Pro Hub」に各種ケーブルやカードを接続してみる。自宅のディスプレイはどちらも「LG 5K UltraFine Display」となっているためHDMI端子を使ったテストはできていない。

HDMIポートとMicro SDカード以外のスロットにそれぞれ挿す。
Satechi Type C Pro Hub

他のUSB-Cハブでもそうだが、SDカードはなぜか裏返しにして挿し込む仕様となっている。少し不格好だが、使えるので問題ない。
Satechi Type C Pro Hub

机にはギリギリ触れない程度の高さとなっていて、よほど重いケーブルや周辺機器を接続しない限り、端子が傷つくことは無さそうだ。ただし、この通りSDカードスロットが机に限りなく近いため、抜き挿しはしづらい。
Satechi Type C Pro Hub

自宅での使用例:TB3で5K出力、従来ポートを活用

Satechi Type C Pro Hub

残念ながら外出先で試す機会が無かったものの、自宅で使用している周辺機器を接続するためのハブとしては大活躍だった「Satechi Type C Pro Hub」。実際の使用環境は下記の通り。
Satechi Type C Pro Hub

現在、僕は中央に「LG 5K UltraFine Display」、その右側にもう1枚の「LG 5K UltraFine Display」を設置し、左側には15インチ型「MacBook Pro 2016」を置いている。そのため、「Satechi Type C Pro Hub」は右側に接続し、「Thunderbolt 3」ポートを使用してディスプレイを出力。
Satechi Type C Pro Hub

他には写真を読み込むためのSDカードやiPhoneを同期するためのLightningケーブル、そして余ったUSB 3.0ポートには「Logicool MX Master」用のレシーバーを接続している。
Satechi Type C Pro Hub

この状態にさらに「SanDisk Extreme Pro SD UHS-II Card USB-C Reader」を接続してさらにSDカードを読み込んでみた結果iPhoneは安定充電され、合計2枚のSDカードは認識され、マウスやディスプレイは正常動作することが確認できた。
Satechi Type C Pro Hub

Satechiに確認したところ、「Satechi Type C Pro Hub」は「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」と同様に「Thunderbolt 3」ポートは最大100WのPower Deliveryをサポート。つまり、13インチモデルが必要としている61W、15インチモデルが必要としている87Wの電力供給は全く問題ない。

また、USBハブ部分に関しては合計10〜20Wの供給が可能となっていて、各USB 3.0ポートの電力は900mAとのこと。つまり、「Satechi Type C Pro Hub」と「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」は性能として同等であると考えられる

「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」と比較ーーどっちを買うべき?

Satechi Type C Pro Hub

本来であれば性能が非常に似ている「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」と比較したいところだが手元にないため、先日紹介した「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」と外観を紹介しつつ、どちらを買うべきかについて考察したい。

本体はSatechi製の方が一回り大きく、並べてみるとまるで親子のようなサイズの違いがある。ポートの配置は異なるが、どちらも「Thunderbolt 3」ポートが1つ、USB-Cポートが1つ、SD/Micro SDカードスロットが用意され、USB 3.0ポートが2つ完備されている。唯一の違いはHDMIポートの有無だ。
Satechi Type C Pro Hub

見た目の洗練さに関しては圧倒的にSatechiが優勢だ。TUNEWEAR製はとにかく文字やらロゴやらが多く、ゴチャゴチャしている。
Satechi Type C Pro Hub

ポートも多く、見た目も美しいSatechi製のUSB-Cハブだが、問題は価格だ。「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」は4,980円で購入できるが、「Satechi Type C Pro Hub」は11,761円。HDMIポートの有無で5,000円以上の価格差がある。

あれこれと別々のアダプタを持ち歩くのはスマートではない。HDMIポートが必要になる場合があるのであれば「Satechi Type C Pro Hub」は少々値が張るが、最も美しく、格好良いUSB-Cハブだと言える。まさにMacBook Pro 2016」に全ポートを復活させるUSB-Cハブの大本命だ。

一方で、HDMIポートは基本的に使わないということであれば、「Satechi Type C Pro Hub」は買わずに「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」という選択肢も検討してみても良いかもしれない。