【レビュー】「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」ーー日々の作業に必要なポートを取り戻す、コスパ抜群のUSB-Cハブ
ついに「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」が発売された。
以前紹介した「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」より一部性能は劣るものの、少なくとも僕の日々の生活の中で必要となるポートをすべて取り戻すことができるUSB-Cハブだ。
何よりも魅力的なのはその価格。フォーカルポイントの公式サイトまたはAmazon.co.jpでは4,980円で購入することができ、ハッキリ言ってコストパフォーマンス抜群としか言いようがない。
先行して1台入手したので、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」の魅力を紹介する!
SDスロットもUSBポートも完備で必要なポートが復活
まずは「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」に搭載されているポートをチェックしよう。SDカードスロット、Micro SDカードスロットに加え、通常のUSBポートが2つ、USB-Cポートが2つ用意され、そのうち1つは「Thunderbolt 3」に対応。最大40Gbpsの高速通信および最大5Kまでのディスプレイの出力に対応している。
- USB-C/Thunderbolt 3ポート ✕ 1
- USB-Cポート(USB 3.1 Gen 1) ✕ 1
- USB 3.0ポート ✕ 2
- SDカードスロット ✕ 1
- micro SDカードスロット ✕ 1
これが本体の外観。左側のポートに挿すことを想定したデザインになっているが、右側でも挿すことはできる。ただ、基準適合マーク(各国の技適マークのようなもの)などがすべて見えてしまうので見た目を気にするのであれば左側に挿すことをオススメする。
「MacBook Pro(2016)」に搭載されているUSB-Cポートを2つ同時に使用することを前提とした仕様になっている。そのため、12インチ型MacBookでは使うことができない。
15インチ型MacBook Pro(2016)に挿してみたところ
では早速僕の15インチ型「MacBook Pro(2016)」に挿してみたところを紹介する。
MacBook Pro本体と色が異なるように見えるかもしれないが、基本的にはほぼ同じトーン。強いて言えば少々光沢があるのかもしれないが、使っている側としては全く気にならない。
2つのUSB-Cポートに同時に挿すが、フィット感は良好。USB-CはLightningと異なり差込口に余裕がないため抜き差しは少々緊張するが、慣れれば問題なし。
外観で気になるのは本体に刻印されている各国の基準適合を満たしていることを証明するロゴ。「周辺機器にマークはないことに越したことはない」というこだわりがある人にとって少々辛いかもしれない。左側(写真では上側)にはTUNEWEARのロゴが、右側(写真では下側)には製品名がしっかりと書かれている。
より酷いのは反対側。ハッキリ言って文字だらけだ。僕自身も右側で使用することも多々あるのだが、このビジュアルの悪さは右側で使用することを躊躇するレベルで見苦しい。各種適合マークなどは仕方ないとして、各種ポートを親切丁寧に説明する必要性が見当たらない。
……とかなりストレートに不満を述べてしまったが、このあたりは色々と大人の事情が絡むことも多いので見て見ぬふりをするのがベスト。大丈夫、USB-Cハブとしては極めて優秀なので!
これらのマークについてメーカーに問い合わせてみたところ、FCC(アメリカ)、CE(EU)、RoHS(EUの特定有害物質)の認可を取得していることを証明するために記載する必要があり、意味のあるものだそうだ。
取り付けて真横から見ると机の上から少し浮いた状態になる。後ほど紹介するSatechi製のUSB-Cハブではこの点が少々不安ではあったが、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」はUSB-Cポートを2つ使用するため、USB-Cポートに掛かる負担が分散しているような気がする。特に何か測定したわけではないので、気のせいかもしれない。
Satechi製USB-Cハブと比較、TUNEWEARの圧勝
12インチ型MacBookでも15インチ型MacBook Proでも使うことができるように、常時持ち歩いているUSB-CハブはSatechi製。見た目も近いということで、簡単に外観を比較してみた。
Satechi製のUSB-Cハブの方が少し太く、短い。「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」の方が細長い。また使用するポートも1つと2つという違いがある。
ポートは一見USB-Cポートが1つなのか2つなのかに見えるかもしれないが、「Thunderbolt 3」に対応しているかどうかどうかという大きな違いがある。
「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」ならではの仕様として最大87Wの電力供給に対応し、15インチモデルでもフルスピードで充電することができる。必要なポートを復活させつつも「LG 5K UltraFine Display」も問題なく出力することができる。
もし「MacBook Pro(2016)」を持っていてSatechi製のUSB-Cハブと迷っているのであれば間違いなく「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」を購入するべきだ。単純により高機能である上に価格が安いからだ。Satechi製USB-Cハブを選ぶ理由がどこにもない。
コスパ抜群、ポート十分、見た目も一応合格ライン
総評として、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」はMacBook Pro(2016)を購入した人に最もオススメできるUSB-Cハブだ。
2015年モデルまで搭載されていた各種ポートの大部分を復活させつつも2016年モデルの強みである「Thunderbolt 3」を活かすことができ、ロゴやマークなど不要な文字が多すぎることに目を瞑ればMacBook Proとマッチするデザインとなっていて取り付けたままでも違和感はない。
何よりも、安い。4,980円という価格設定には正直驚いた。まさかあの「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」の半分以下で販売するとは正気の沙汰とは思えない。それほどコストパフォーマンスが良いのだ。
HDMIポートやEthernetポートがどうしても必要という人は「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C1」という選択肢もあるが、個人的にはこのボディと一体化するデザインがお気に入り。
「HyperDrive Thunderbolt 3 USB-C Hub」という選択肢ももちろん良いが、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」以上に高性能であるため、価格が12,000円と手が出しづらい。
と言うわけで、一般的にはやはり「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」が一番オススメできるのではないかと思う。記事執筆時点ではフォーカルポイントの公式サイトのみで販売中。欲しい人は下記からどうぞ!
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