【レビュー】「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C2」ーーMini DisplayPort / HDMI / Ethernet搭載のUSB-Cハブ
MacBookやMacBook Proを拡張する方法はいくつかある。僕のようにMacBook Proのデスクトップ化をしたい人は「CalDigit TS3 Lite」のような据え置き型Dockが最もオススメ。
持ち運ぶ人には「Satechi Type C Pro Hub」や「HyperDrive PRO 8 in 2 Hub」が良いが、惜しいことにEthernetポートが用意されていない。さらに言うと、これらはMacBook Proでは使うことができるものの、USBポートが1つしかないMacBookでは使うことができない。
今回紹介するUSB-Cハブ「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C2」は1つのUSB-Cポートから7つのインタフェースに拡張することが可能。USB-Cポートを搭載するMacBookおよびMacBook Proに対応しているのだ!
サンプルを1台提供して頂いたので、紹介する!
1台あれば必要であろうポートはすべて拡張可能に
早速搭載されているポートを紹介する。
こちらの非常に薄い側面には電源供給するためのUSB-Cポート、Micro SDカードスロット、SDカードスロットが用意されている。
裏側にはHDMIポート、Mini DisplayPort、USB 3.0ポートが2つ用意されている。
側面には有線ケーブルでのインターネット接続をするためのEthernetポート。
各ポートの仕様は下記の通り:
- USBポート出力:USB3.0接続時900mA出力, USB2.0接続時500mA出力
- HDMI規格:最大4K/30Hz, HDMI v1.4b対応, HDCP v1.4対応
- LAN規格:IEEE 802.3, IEEE 802.3u, IEEE 802.3ab (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
- LAN構成:RJ-45
- Mini DisplayPort規格:最大4K/30Hz, DP v1.2対応, 最大伝送速度10.8Gbps
- 対応SD/microSD:SD/SDHC/SDXC, SD3.0 UHS-1, 転送速度最大104MB/s, 最大2TB
- PD規格:最大49W
注意点としてはUSB-CのPower Deliveryが最大49Wとなっているため、MacBookのみフルスピードで充電することができ、MacBook Proの13インチモデルおよび15インチモデルで使用した場合、充電に掛かる時間が通常より長くなる恐れがある。
また、Mac本体に挿すケーブルの反対側は電源供給用のUSB-Cポートではなく、Ethernetポートになっている。使っているうちに慣れるが、個人的には少し不便に感じた。
MicroSD以外のポートを挿すとこのような状態に。Mini DisplayPortが搭載されたことにより、対応ディスプレイに出力が可能に。HDMIポートとともに、いずれも最大4K/30Hzの出力に対応している。
なお、HDMIおよびMini DisplayPortの同時出力には対応しているが、ミラーリングでの出力のみ可能。つまり、本体を除いたデュアルディスプレイ環境のために2つのポートを同時に使うのはあまり現実的ではない。
「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C2」の魅力は、仕事で使用する可能性がありそうなポートがすべて揃っているということ。ディスプレイやプロジェクターに出力することができ、USB 3.0ポートやEthernetポート、SDカードスロットが備わっているため、これまで使用してきた周辺機器の大部分は引き続き使うことができるはず。
価格は9,980円と決して安くはないが、必要な機能は揃っている。特にMacBookを使っている人であらゆるポートを網羅したい人にとってはベストバイと言えるだろう。
購入は下記からどうぞ!
なお、MacBook Proを使っている人で「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB1」という選択肢もある。HDMIポートやMini DisplayPort、Ethernetポートが不要だという人は、「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C2」の半額で買えるので、あわせて見てみるべし!