M2 MacBook Airが13.4万円…だけど、M4時代でも「3万円引き」は”買い”なのか?
2世代前のチップでもApple Intelligence対応、日常使いなら十分な性能と魅力的な価格
13インチMacBook Air(M2チップ搭載モデル)が、通常価格162,800円から28,000円引きの134,800円で販売されている。
M2チップを搭載した13インチMacBook Airは、8コアCPUと10コアGPUを備え、16コアNeural Engineを搭載している。このモデルは発売当時、前世代のM1チップと比較してCPU性能が約18%向上し、GPU性能は最大35%向上したと発表された。セール対象のモデルは8GBのユニファイドメモリと512GBのSSDストレージを備えている。
M4チップ搭載モデルが登場する2025年の今、この2世代前のモデルを購入する価値はあるのだろうか。性能や将来性を含めて考えてみた。
M2チップの現在の立ち位置
M2チップは2022年6月のWWDCで発表された第2世代のAppleシリコン。現在はM4チップが最新となり、2世代前のチップとなった。しかし、M2チップの性能は今でも日常的な作業には十分すぎるほどのパワーを持っている。
Webブラウジング、動画視聴、文書作成、表計算などの基本的な作業はもちろん、写真編集や軽度の動画編集も快適にこなせる。特に8GBメモリと512GB SSDの組み合わせは、ストレージに余裕があるため、メモリスワップが発生してもパフォーマンスへの影響を最小限に抑えられる。
Apple Intelligenceへの対応は?
気になるのは今後登場するApple Intelligenceへの対応だ。Mac製品については少なくともM1チップ以上のデバイスが必要とされている。
つまり、M2チップを搭載したこのMacBook Airは、基本的なApple Intelligence機能には対応する見込みだ。ただし、最新のM4チップ搭載モデルと比較すると、一部の高度なAI機能では処理速度や対応機能に差が出る可能性は高い。
M4チップはM3シリーズに比べて改良された3nmプロセスを採用し、AI処理の向上に特化したNeural Engineを搭載しているため、AI性能においては大きな差があると予想される。
バッテリー寿命と設計の魅力
M2 MacBook Airは最大18時間のバッテリー駆動時間を誇り、この点は今でも十分に競争力がある。また、ファンレス設計により動作音が静かなのも大きな魅力だ。
薄型軽量のデザインは、M4モデルが登場しても基本的なコンセプトは変わっていない。重量約1.24kgという携帯性の高さは、今でも十分に評価できる点だ。
価格対性能比
現在の134,800円という価格は、M2チップ、8GBメモリ、512GB SSDという構成を考えると、決して悪くない。最新のM4モデルは約16万円から始まるが、16GBメモリ、256GB SSDという構成だ。
日常的な作業が中心のユーザーにとっては、M2モデルは十分に魅力的な選択肢と言える。特に学生や文書作成が中心のビジネスユーザーにとっては、コストパフォーマンスの高い選択だろう。
将来性を考慮した判断
Appleのサポート期間を考えると、M2チップ搭載モデルは今後5年程度はmacOSのアップデートを受け続けられる可能性が高い。M1チップ搭載モデルが現在も最新OSに対応していることを考えれば、M2モデルの寿命はまだまだ長いと予測できる。
ただし、将来的なAI機能の拡充を考えると、最新のM4モデルと比較して一部機能で制限がかかる可能性は否定できない。特に画像生成や動画編集における高度なAI支援機能などは、M4以降のモデルでより高速かつ高機能になると予想される。
結論:買うべきか否か
134,800円という価格で、M2チップ、8GBメモリ、512GB SSDを搭載したMacBook Airは、以下のユーザーにとって「買い」だと判断できる:
- 予算を抑えつつ、十分な性能のMacが欲しいユーザー
- Webブラウジング、文書作成、メール、動画視聴などが主な用途のユーザー
- 軽度の写真編集や動画編集を行うユーザー
一方、以下のユーザーは最新のM4モデルを待つべきだろう:
- 高度な動画編集や3Dレンダリングを頻繁に行うユーザー
- 最新のAI機能をフル活用したいユーザー
- 今後5年以上、最先端の機能を使い続けたいユーザー
M2 MacBook Airは2世代前のモデルとなったが、その基本性能は今でも十分に実用的だ。特に今回のセール価格であれば、コストパフォーマンスは非常に高い。最新モデルにこだわらず、実用性と価格のバランスを重視するなら、この機会に検討する価値は十分にある。
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