【レビュー】DIESELの刺繍付きiPhone 12用ケース：イケてるデザイン、押せないボタン
デザインは手が込んでいて格好良いが、iPhoneケースとしてまともに使えない仕上がりにガッカリ
DIESELのiPhone 12ケースを入手した。特徴は、アイコニックなDIESELロゴと刺繍。よくある安いTPUケースにブランドロゴを貼り付けただけのお粗末なiPhoneケースと思いきや、意外と手が込んでいる。
DIESELのケースは、高さ1.5メートルからの落下衝撃テストをクリア。耐衝撃性能があるとは言い難いが、テストされていること自体が驚きだ。カメラおよび画面側には縁があり、背面に置いた際の接触から守ってくれる。
DIESELロゴの上に描かれている「Only The Brave」とは、ディーゼルの創始者のレンツォ・ロッソ氏が立ち上げた、世界中の貧困撲滅に向けたプロジェクト「オンリー・ザ・ブレイブ・ファウンデーション（Only The Brave Foundation）」から使われているようだ。
オンリー･ザ･ブレイブ・ファウンデーションは、アフリカをはじめとする世界中の貧困を撲滅させるために若い世代の人々と取り組んでいくことをミッションとしています。そこで、2015年までにアフリカにおける極度の貧困を解決することを目標にした世界的な非営利団体であるミレニアム・プロミスとパートナーを組み、アフリカのマリにある人口2万人のディオロという村をオンリー・ザ・ブレイブ・ミレニアム・ビレッジとして支援しています。
ケースの背面は、クッション性がある素材が使用されている。触り心地がとても良い。
DIESELのケースには致命的な欠点がある。ボタンがものすごく押しづらく、まともに使えない。ケースを引き伸ばしてあげるか、ボタン周りに薄い切り込みを入れることで多少改善するが、デザインが格好良いだけに勿体ない。落下テストを検証する暇があれば、ボタンの押し心地を検証してほしい。
ブランドケースの多くは、ブランドロゴに物を言わせて低クオリティのケースを無駄に高く売りつけている。ブランドが好きだから買うケースなので、価格設定はファンが納得すれば問題ないが、どうせ作るならデザインだけではなくケースのクオリティには妥協せずに作ってもらいたい。DEISELのケースはデザインが優れていただけに、ケースの仕上がりにもこだわってほしかった。
