どっちを買う?iPhone 12 miniとiPhone SE(第2世代)の違いを比較する
片手操作派はどっちを選ぶ?コンパクトサイズiPhone対決
Appleが2020年の新型iPhoneとして発表した4機種のうちの「iPhone 12 mini」は、5.4インチディスプレイを搭載したコンパクトモデル。片手操作がしやすいiPhoneを求める人にとって待望の新機種だ。最新機種にしては手頃な74,800円スタートである価格設定も魅力的だ。
一方で片手操作が可能なiPhoneと言えば、今年3月に発表されたiPhone SE(第2世代)もある。価格は44,800円から。マスク生活に便利なTouch IDも搭載されている。
コンパクトサイズのiPhoneを買うのであれば、どちらを買うべきか。本記事ではiPhone 12 miniとiPhone SE(第2世代)の違いを比較し、自分にあったモデルの選び方を解説する。
サイズ・デザイン・カラバリ
気になるサイズだが、iPhone 12 miniのほうがiPhone SE(第2世代)よりもコンパクトだ。厚みの差は0.1mmなので実質同じ、重量はiPhone 12 miniのほうが15g軽い。
iPhone 12 miniはかなりコンパクト
防水性能はiPhone 12 miniのほうが優れている。カラーバリエーションは、iPhone 12 miniが5色展開、iPhone SEが3色展開となっている。
- iPhone 12 mini:ブルー、グリーン、ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED
- iPhone SE(第2世代):ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED
iPhone 12 mini | iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
高さ | 131.5mm | 138.4mm |
幅 | 64.2mm | 67.3mm |
厚さ | 7.4mm | 7.3mm |
重量 | 133g | 148g |
防水仕様 | IP68等級 (最大水深6メートルで最大30分間) |
IP67投等級 (水深1メートルで最大30分間の耐水性能) |
ディスプレイ
iPhone 12 miniは、5.4インチの有機ELディスプレイ(Super Retina XDRディスプレイ)を搭載する。解像度は2,340 x 1,080ピクセル、HDRをサポートし、2,000,000:1という高いコントラスト比を実現している。
またiPhone 12 miniのディスプレイはセラミックシールド加工が施されており、従来と比べて4倍もの耐落下性能を併せ持つ。
対してiPhone SEは4.7インチの液晶ディスプレイ(Retina HDディスプレイ)だ。解像度は1,334 x 750ピクセル、解像度は1,400:1、HDRはサポートしない。
iPhone 12 mini | iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
画面サイズ | 5.4インチ | 4.7インチ |
ディスプレイ技術 | 有機EL (Super Retina XDRディスプレイ) |
液晶 Retina HDディスプレイ |
HDR | ✓ | – |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 1,400:1 |
広色域(P3) | ✓ | |
最大輝度(標準) | 625ニト |
カメラ
カメラ性能には大きな差がある。iPhone 12 miniのほうが外向き・内向きカメラ性能が高い。暗所撮影に優れ、幅広いシーンで撮影しやすいだろう。アニ文字やミー文字などを利用できるのも、iPhone 12 miniならではの特権だ。
iPhone 12 miniは、7枚構成のf/1.6の絞り値を持つ広角レンズを搭載し、暗所撮影性能が向上。ナイトモード、Deep Fusion、スマートHDRをサポートし、すべてのレンズでナイトモードが使用できるようになった。
動画撮影は、新たにナイトモードのタイムラプス、最大60fpsのDolby Vision対応HDRビデオ撮影をサポートしている。
一方でiPhone SEはシングルレンズ仕様。広角レンズが搭載されておらず、高い処理能力を活かしたナイトモードやDeep Fusionなどは対応しない。
iPhone 12 mini | iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
超広角 | ƒ/2.4絞り値 1,200万画素 |
– |
広角 | ƒ/1.6絞り値 1,200万画素 |
ƒ/1.8絞り値 1,200万画素 |
光学式手ぶれ補正 | ✓ | |
ズーム | 2倍の光学ズームアウト | – |
Deep Fusion | ✓ | – |
ナイトモード | ✓ | – |
スマートHDR | スマートHDR 3 | 次世代のスマートHDR |
ポートレートモード | ✓ | |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) ナイトモードのタイムラプス Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(最大60fps)ナイトモードのタイムラプス |
4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) |
内向きカメラ | TrueDepthカメラ 1,200万画素 |
FaceTime HDカメラ 700万画素 |
チップと通信
iPhone 12 miniは5Gをサポートする。2020年時点では対応エリアが限られているが、買ってから数年間使い続けることを考えると、今後のエリア拡大を見越して対応端末を持っておくことは賢い。
iPhone SE(第2世代)はiPhone 11シリーズと同じA13 Bionicチップを内蔵しているが、iPhone 12 miniはさらに進化したA14 Bionicチップになった。A14 Bionicチップは従来よりもさらに高速化および効率化されており、競合他社のスマートフォンチップと比べて50%も速いという。
また16コアのニューラルエンジンを内蔵し、パフォーマンスは80%も向上している。
生体認証(Face IDとTouch ID)
iPhone 12 miniはTrueDepthカメラによる顔認証機能「Face ID」を生体認証システムとして採用しているが、iPhone SE(第2世代)は指紋認証「Touch ID」を搭載。マスクが欠かせない生活を強いられている昨今、日常生活の送りやすさを考えるとTouch IDのほうが優れていると言わざるを得ない。
バッテリー(電池持ち、充電機能)
iPhone 12 miniのほうがコンパクトだが、iPhone 12 miniのバッテリーのほうが長く持つ。ビデオ再生時間で比べると、iPhone 12 miniは最大15時間、iPhone SEは最大13時間となっている。
またiPhone 12 miniは、iPhone 12シリーズ用として発表されたMagSafeアクセサリに対応。従来よりも2倍の出力があるワイヤレス充電が利用できる。
いずれの機種もLightningポートを利用した高速充電をサポートする。
iPhone 12 mini | iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
ビデオ再生 | 最大15時間 | 最大13時間 |
オーディオ再生 | 最大50時間 | 最大40時間 |
ワイヤレス充電 | MagSafe(最大15W) Qiワイヤレス充電(最大7.5W |
Qiワイヤレス充電(最大7.5W |
有線充電 (高速充電) |
Lightning30分で最大50%充電 (別売りの20W以上のアダプタを使用) |
ストレージ容量と価格
iPhone 12 miniとiPhone SEはいずれも64BGモデルからスタートし、iPhone 12 miniは74,800円から、iPhone SEは44,800円から。3万円の価格差は大きいが、その代わりに優れたディスプレイ、カメラ、5G、Face ID、長い電池持ちが手に入る。
iPhone 12 mini | iPhone SE | |
---|---|---|
64GB | 74,800円 | 44,800円 |
128GB | 79,800円 | 49,800円 |
256GB | 90,800円 | 60,800円 |
Miniでおすすめの色はどれですかね?ブルーがかっこいいと思ったのですが、Watch S6がブルーなので迷います。白はiPhone 4/5時代のバックパネルに似ててカッコいいし、グリーンも新鮮ですね。
画面が小さい方がいい派のメリットはどこにあるんだろと思ってましたがなるほどですね🤔
あ、間違えました
前者ですね。
画面がでかいと筐体小さくても指が届きにくくて操作しづらい、との主張ですね〜
FaceID対応が控えめにアピールされているのを見て、思わず苦笑い
Apple Watch着用時なら自動でロック解除みたいな仕組みも出来なくはなさそうだが…
やっぱり画面サイズの横幅自体は12miniのが小さいのかな?
マジか!!!!!それは知りませんでした、、、それは超絶ややこしいですね笑 12 mini、みんなが待ちわびてた待望の機種だと思ってたのに違うのかー
小型派(画面が小さい方がいい派 と 筐体が小さい方がいい派)
がいるから分かりにく過ぎるんですよねぇ
後者には12miniはダメらしいですねぇ