「iPhone X」の「Face ID」、グラサン着用時でも認証可能
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長Craig Federighi氏によると、「iPhone X」の「Face ID」はサングラス着用時でも認証可能であることが明らかになった。
発表時では下記のような服装や髪型でも「Face ID」は同一人物であると正確に認証できることを明らかにしたが、目が覆われる場合のサンプルはなかった。
「Face ID」は目が見開いていなければ認証しない仕組みになっているため、サングラスを着用している場合は認証する度に外さなければならないのではないか、と懸念の声が上がっていた。
iPhoneが盗まれそうになった時の対処法も説明
デベロッパーのKeith Krimbelさん対する返信の中で、Federighi氏は、多くのサングラスは認証するために十分な赤外線を透過することができるため問題なく使うことができる、と説明。
また、指紋認証と異なり、顔認証でロック解除ができるということは、iPhone本体を奪われ、内向きカメラを本来の所有者に向ければ画面ロックを解除できていしまうのではないかという懸念についても説明。
Federighi氏いわく、1つは画面を見ないようにすること。もう1つはサイドボタンと音量ボタンを同時に押すことによって一時的に無効化すること。
この一時的に無効化する方法が具体的にどのような操作になるのか詳しくは分からないが、Appleとしても万が一のことに備えて簡単に「Face ID」を無効化する方法を用意しているようだ。
E-mailed #CraigFederighi about #FaceID and actually got a response! pic.twitter.com/3Ytt1k6WvK
— Keith Krimbel (@KeithKrimbel) September 14, 2017
なお、壇上で「Face ID」を披露した際に失敗した理由についても改めて説明。すでに発表されている通り、デモ直前にデモ用端末に触れた人物が「Face ID」の認証画面を起動させてしまったことが原因とのこと。
「過去数ヶ月 iPhone X とともに暮らしている僕らとしては認証は大きな問題になったことはなかったよ!だだからこそ壇上でのあのハプニングは相当ショッキングだった!」と明るくコメントしている。
(via MacRumors)