JR東日本、「タッチレス改札」を2〜3年後に導入へ Suicaをポケットに入れたまま通過可能に
両手がふさがった状態でも改札が通過できる世の中に期待
数年後、僕らはスマートフォンをポケットから出すことなく改札の通過ができるようになるかもしれない!
JR東日本は11月27日、JR東日本がSuicaをカバンやポケットなどから出すことなく改札を通過できる「タッチレスゲート」を2~3年後に導入する方向で検討されていると共同通信が報じている。スマートフォンアプリを使用することによって実現する。
来年には駅などで導入に向けた実証実験が行われる見通し。すでに情報の処理能力や電磁波の人体への影響に関する技術的チェックは完了済みだという。
子供を抱っこしながらベビーカーを押していても改札が通れるように
タッチレス改札の導入による最大のメリットは、両手がふさがった状態でも改札を柄することができる点ではないだろうか。
特に父親である僕の立場からすると、片手に子供を抱っこし、もう片手でベビーカーを押しながら改札の通過は難易度が高い。現状では一度改札の目の前に来てベビーカーから手を一瞬離し、iPhoneをかざしてベビーカーを押しながら急いで通過、というのが通例。
これが、何もポケットから取り出すことなく、改札を通過するだけで認証が完了するのはものすごく便利になる。
懸念点は、認証できる歩行スピードと認証精度
懸念点があるとしたら、どの程度のスピードまでなら認証できるのか。ボルトがキセルを試みたらさすがに認証も厳しいかもしれないが、それなりの駆け足で改札を通過する人も少なくないはず。歩行速度を制限する必要があるとしたら、それをどのように認識させるのか、気になるところだ。
日本のかざして通過できる改札がさばける人数は世界トップクラスだと聞くが、やはり端末やカードを正確にかざす必要があるのが現状。
タッチレス改札が実現され、非常に高い認証精度が実現できた場合、かざすという行為を排除することにより、さらに多くの人数を同時に捌くことができるようになるかもしれない。実現するまでまだまだ時間は掛かりそうだが、生活の利便性向上に期待が高まる。