【レビュー】今話題!超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」が彩る自宅の白壁(1/3)【Sponsored by Sony】
デジタル化された僕らはあえて写真を額縁に入れて飾らない。飾らない以前に印刷することさえもなく、手元にあるスマホで完結する場合が多い。
ただ、自宅を見渡して欲しい。何もない真っ白な壁にお気に入りの写真や画像を飾ることができたら素敵ではないだろうか。これまで意識することがなかった壁を見るのが楽しくなるかもしれない。そして部屋そのものが華やかになるかもしれない。
これをお気に入りの写真や画像を額縁に入れずに飾ることができる製品がある。それが数ヶ月前にソニーから発表された壁や床、テーブルにも投影できるソニーの超短焦点小型プロジェクター「LSPX-P1」。持ち運べる上に投影距離を必要とせず、限られたスペースでも十分に満足できる写真や映像を出力することができる。
今回、期間限定で貸して頂いたので、「LSPX-P1」のセットアップ方法や便利な使い方、開発秘話などについて全3回に渡ってお届けする!
「LSPX-P1」の特徴と外観をチェック
まずは「LSPX-P1」の特徴や手元にあるとできることについて紹介する!
壁際に置くだけでも22インチから80インチの映像が楽しめる
「LSPX-P1」は超短焦点プロジェクター。つまり、壁にプロジェクターをピッタリと付けた状態でも壁に投影でき、机の上においた状態でも机の上に投影することができる。
ピッタリ付けた状態で出力される映像は22インチ。これを約28センチ離すだけで最大80センチもの映像が出力できる。壁から定規1本分離しただけで80インチサイズの映像が自宅の壁に出力できるなんて、衝撃的だ。
超短焦点!壁でもテーブルでも床でも投影できる!
一般的なプロジェクターは投影場所から少し離れた場所に設置する必要がある。同じ壁に移すにしても十分な空間の広さが求められる他、基本的には壁にしか投影することができない。
前項で解説した通り「LSPX-P1」は物理的な場所を必要としないが、超短焦点であるため、そもそも投影場所が壁である必要がない。机や床の上でも写真や動画を簡単に流すことができる。
持ち運べるコンパクトサイズ!バッテリーとスピーカー内蔵
「LSPX-P1」は持ち運ぶことができ、電源無しでも約2時間連続で使用可能。本体にもスピーカーが内蔵されているため、映像でも十分楽しむことができる。
「LSPX-P1」にはオートフォーカス機能を搭載。プロジェクターの位置を動かしてもピント合わせは本体が自動的に行なってくれるため、好きな場所にポンッと置くだけでコンテンツを楽しむことができるのだ。
「LSPX-P1」は家の中でどこの壁や机でも使うことができ、「新しく空間の過ごし方を変えよう」というコンセプトが反映された結果の一端となっている。片手で操作用のスマホを持ち、もう片手でプロジェクター本体を持つことを考えるとスピーカーを別途持ち運ぶのはスマートではない。外部オーディオ機器との有線接続を実現しようとすることもできたかもしれないが、それでは家電に支配されている現状と変わらない。よって、スピーカーを内蔵することが決まったそうだ。
本体の厚さが8cmであることにも「掴みやすさ」を追求した結果行き着いた数値だそうだ。7cmでも9cmでもない。8cmが最も掴みやすい厚さだったのだ。
自宅の空間に溶け込むニュートラルなデザイン
「LSPX-P1」は空間そのものを活用して新しい体験を創出するコンセプト「Life Space UX」の一環として登場した商品。空間に溶け込むニュートラルでシンプルなデザインが採用されているのはそういった理由もあるようだ。
味気ない白い壁を華やかにするために普段は映像を、友人や家族で集まった時はテーブルの上に置いて写真鑑賞を。片手でも持ち運びしやすいデザインを追求した結果、「LSPX-P1」の今ある形に行き着いたという。
「LSPX-P1」の初期設定で垣間見える開発者のこだわり
特徴を知ったところで実際にどのようなことができるのかを紹介するとともに、セットアップ方法や使い方を紹介する!
まず、電源を繋ぎ、数少ないボタンを押してみることに。上記写真のLEDランプの下にある細長い銀色のパーツ、これが「LSPX-P1」の電源ボタンだ。
このボタンとランプについて、開発担当の村澤佑介氏曰く「めちゃめちゃこだわりました」とのこと。
一般的に思い浮かべるプロジェクターは必要以上のボタンが多い。電源ボタンを始め、音量ボタン、フォーカスボタンなどが並び、ハッキリ言ってゴチャゴチャしている。
「LSPX-P1」は「住空間に溶け込む」ことをコンセプトとして掲げている「Life Space UX」の製品。そのコンセプトを実現するため、そしてプロジェクターそのものが壁際に置かれ操作するユーザーから離れていることを想定しているため、ボタン1つというデザインに落ち着いたようだ。
ソニーのこだわりはボタンが1つしかないということだけではない。その上に光るランプに関しては最適な明るさと光り方に行き着くために「何度もトライしています」とのこと。真っ暗から生活環境の照度を再現し、どの環境でも「必要以上に目立たない」が「見たら点灯していることが分かる」光り方を追求し続けたそうだ。実際、試作機の段階では現状よりも明るく、主張の強い緑色のランプだったそうだ。
すると早速壁に何かが投影される。そう、「LSPX-P1」はiPhone/Androidアプリで操作することが前提として作られている。壁に映し出されているのはアプリダウンロードリンクのURL。この演出は素敵だ。
アプリをインストールし、起動してみるとスマートフォンが確認され、ペアリング完了。
続いてWi-Fiを接続する。ペアリングしているiPhone/Androidが接続しているネットワークを選び、パスワードを入力するよう求められる。
「スマートフォンが近づいたらON」「スマートフォンが離れたらスタンバイ」などの便利機能も用意されている「LSPX-P1」。常時オンにしないのであればデフォルト設定のままで問題ないだろう。これで初期設定は全て完了だ!
この素敵な演出について同じく村澤氏に確認したところ、「とにかく余分なものは省く思想で作った」とのこと。本当は取扱説明書さえも同梱しないほど簡単で使い始めやすいフローを追求していたそうだが、「セットアップが分からない」と「シンプル」のギリギリを狙った結果、現在の形に落ち着いたという。
とは言え、取扱説明書に書かれている内容も必要最低限。膨大な数の被験者を集め、取扱説明書がない状態で使ってもらい、使い方が分からず行き詰った人が多い設定を初期設定の手順として取扱説明書に明記しているそうだ。
設定完了後、アプリを開くとアプリの使い方を解説する説明が表示される。左から順に「ポスター」「HDMI」「写真をキャスト」という3つの選択肢が用意されている。
「ポスター」には天気情報を反映するテーマが4種類の他、時計が4種類、そして指定した写真を流す「マイスライドショー」という機能が用意され、天気情報はスマートフォンの位置情報をもとに反映される仕組み。雨が降っていれば雨が降っている映像が流れるというリアル連動型となっているため、非常に面白い。
現在はテーマや時計の種類がそれぞれ4種類ずつ。それでも十分楽しめるが、この手の製品は選択肢が多いことに越したことはない。今後のアップデートについて村澤氏に確認したところ、「乞うご期待」とのコメントがもらえた。今後のさらなる進化に期待しよう!
HDMIに関しては別途用意されている「ワイヤレスユニット」を利用することによってHDMI経由で映像を出力することができる。「LSPX-P1」と同梱されているこのアクセサリは「HDMI IN」「HDMI OUT」「IR BLASTER」と本体用の電源端子が搭載され、HDMI経由であれば出力することができる。
僕の使用している15インチ型「MacBook Pro Retina」はHDMI端子が用意されているため、「HDMI IN」にHDMIケーブルを挿すことによってMacの画面を出力することができた。
なお、同梱される「ワイヤレスユニット」は工場出荷時点でプロジェクターとペアリング済みとのこと。通信はGHzの無線LANを使用。よって、「LSPX-P1」と「ワイヤレスユニット」を使う環境においてはWi-Fi接続はなくても問題ない。
僕が自宅で試した中で最も相性が良かったのは「Fire TV Stick」。「ワイヤレスユニット」に加えて「Fire TV Stick」本体の電源が必要という面倒さはあるが、自宅の白い壁にYouTube動画を80インチで映しだした時のインパクトは相当だった。何もなかった白い壁がプチ映画館になるのは凄いとしか言いようがない。
次回予告:実際に家庭やカフェで使用した事例
発売からしばらく経っているので既に購入している人もいるのではないだろうか。きっと自宅で「LSPX-P1」の魅力にどっぷりはまっているはず!
確かに魅力的な製品であることは想像できるかもしれないが、実際のところ「LSPX-P1」の使い勝手はどうなのか。本当に自宅用超小型プロジェクターとして使えるのか。ライフスタイルに何か変化は訪れるのか。
今回、とある高級マンションで上質な暮らしをしている友人とIT界隈が集う場所として有名な渋谷のカフェにそれぞれ1台ずつ貸し出し、使用感を頂いてきた。どうぞお楽しみに!
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