macOS Big Sur 11.1/11.2、外部ディスプレイに関する不具合が報告
ウルトラワイドモニターで特定の疑似解像度が利用できない問題も未だに修正されていない
macOS Big Sur 11.1および11.2をインストールした一部Macで、外部ディスプレイが正常に動作しない不具合がMacRumors Forums、Apple Community、Redditで報告されている。IntelおよびM1どちらでも発生しているが、特に16インチ型MacBook Proユーザーが多い。
リフレッシュレートの制限、外部ディスプレイ認識されないとの報告も
確認されている症状は以下のとおり。
- 外部ディスプレイが認識されない
- 直接接続しても、ハブ経由でも不可
- 4KディスプレイでHiDPI解像度が選択できない、フルHDに制限される
- 4KディスプレイでHiDPI解像度を60Hzで利用できない、30Hzに制限される
Warning – Big Sur 11.2 update is breaking USB-C ports for many. I have lost my second monitor and can only use HDMI now. Apple support had no fix, so I guess I'll wait on 11.3 to fix the 11.2 update which was supposed to fix external monitor issues.. @Apple @verge @AppleSupport
— Jason Sedlaczek (@jasonsed) 2021年2月3日
macOS Big Sur 11.2 doesn't fix the issue I'm experiencing with the M1 MacBook Pro where my external monitor is locked to 30Hz despite being capable of 60Hz 😞.
— Patrick O'Rourke (@Patrick_ORourke) 2021年2月2日
原因は不明、解決方法は現時点でなし
記事執筆時点では解決方法はなく、SMCリセット、NVRAMリセット、クリーンインストールはいずれも効果が見られないという。開発者向けにリリースされた、macOS Big Sur 11.3のベータ版でも問題は改善されないそうだ。
なおAppleはウルトラワイドモニターで特定の疑似解像度が利用できない問題を将来的に配布するmacOSのアップデートで修正すると約束していたが、macOS Big Sur 11.2では修正されていない。手元のM1 MacBook Proは、外部ディスプレイの挙動が16インチ型MacBook Proに比べて不安定だが、OSの修正で改良される可能性がある。(16インチモデルはアップデートしていない)
AppleはmacOS Big Sur 11.3の開発に着手している。一般公開の時期は不明だが、修正されることを願う。
(Source: MacRumors)