Twitter、アカウントを持たないユーザーをブロック。一切閲覧できない仕様に

Twitterが、アカウントを持っていないユーザーをブロックする仕様になった。従来はアカウントなしでもツイートの閲覧、アカウントプロフィールの確認はでき、コメントはできない仕組みだった。現在は、Twitterアカウントへのサインインまたは登録を求める画面が表示される。

閲覧制限はテスト段階なのか、正式実装されたかは不明。Twitterは今年4月、アカウントなしではTwitterの検索が利用できない仕様に変更している。

正式実装された場合、Googleの検索結果ページにも影響を及ぼす可能性がある。現在は、検索した単語に関連性の高いTwitterアカウントがある場合、Twitterのアカウントと最新ツイートが表示される。

しかし今後はTwitterアカウントがなければ、表示されるツイートをクリックしても閲覧できない。検索結果として使い勝手が悪化すると言えるだろう。

またアプリで共有されたツイートは、アプリ内で閲覧できなくなる。例えばLINEで共有されたツイートは従来、アプリ内ブラウザで閲覧できた。「ブラウザで開く」を選択しSafariなどのブラウザで開いたとしても、ブラウザでログインしていなければツイートは閲覧できない。アプリに遷移することで、初めてツイート内容が確認できる。

幸いにも、この対策は一時的と見られる。

イーロン・マスクCEOは、数百以上もの組織がTwitterのデータを収集していると指摘。ユーザー体験に影響を及ぼしており、本人も「どうすればいいかわからない」と悩んでいる様子だ。

Temporary emergency measure. We were getting data pillaged so much that it was degrading service for normal users!

— Elon Musk (@elonmusk) 2023年6月30日

（Source: The Verge）