声出してなんぼ
常々思うのは、アカペラをやる上で必要不可欠なのは音量。とりあえず歌を歌う以上は相手に届かなければならない。
でも最近はどうやら声量がないグループが多いと聞く。実際アカペラはマイクを使って発表することも多いので確かになんとかなってしまうような気がするが、それは大きな間違いである。マイクは声をだしてこそ力を発揮する。単なる拡張機ではないのだ。しっかり声量をもって歌ってこそのマイクである。さすがにいないだろうけど、PAがないと絶対無理です、ってすごい格好悪いよね。
少し歌い慣れてくると強弱をつけるためやサビに盛り上がりを見せるためにメロなどを小さくすることがある。これもまた大きな間違いだ。もちろんサビに曲の中の大きなメッセージが含まれている可能性が大きいかもしれないが、そこだけを聞かせるために歌う訳ではないはず。メロもお客さんにしっかり届けるべきである。また例えノリが良い曲だとしても、サビを盛り上げるためにもメロはあるはずなので、メロの音量を下げるのではなく、サビの音量をあげることを意識するべきである。
昨日KOEのプレ15周年記念パーティーに参加してきたわけだが、AJIのステージを見てそんなことを思った。マイクを使っても圧倒的な音圧。しかし最後に披露していただいた生声も会場全体に響き渡るほどの音量。久しぶりのAJIだったけど、すごい感動した。
一つのことを長くやり続けると誰もが細かい技術やテクニックに気を囚われがちになる。だが、いつでも何でも常に最も大事なのは基礎である。そんなことを改めて認識にた。基礎に忠実になろう!
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