9月のスペシャルイベントで発表される新製品はiPhoneとApple Watchのみか
今秋、Appleは新製品を次々と投入すると噂されているが、今月に発表されるのは2つの製品ジャンルのみか?!
1週間分のテック・ガジェットニュースを配信するポッドキャスト「backspace.fm Danbo-side #033:9月12日のAppleイベントと製品戦略を徹底予想」によると、Appleが現地時間の9月12日午前10時(日本時間9月13日午前2時、木曜日の深夜)に開催するスペシャルイベント「Gather round」で発表する新製品は新型のiPhoneとApple Watchのみになるのではないかと予想している。
Steve Jobs Theaterのハンズオンエリアにヒント
iPhoneとApple Watchに絞られる理由は、大きく分けて2つあるという。いずれも開催される会場である「Steve Jobs Theater」で行われることがポイント。
シアターの収容人数問題
1つは、「Steve Jobs Theater」の物理的なサイズ。同シアターの最大収容可能人数は1,000人弱になるため、呼ぶことができるメディアの数が限られている。
同時に複数の製品を発表することによって様々なジャンルのメディアを呼ぶ必要があり、「Steve Jobs Theater」では十分なスペースを確保することができないということのようだ。
ハンズオン・エリアの展示台数問題
もう1つは、ハンズオンエリアにハンズオン用の展示台が3つしかないこと。1テーブルにつき1製品ジャンルだとした場合、iPhoneとApple Watchに加え、iPadやMacを展示するための物理的なスペースがないと指摘している。
マーケティング問題
これらに加え、マーケティングの観点からも同時に複数ジャンルの製品を発表しない方が良いということも説明している。iPhone、Apple Watch、iPad、Macの新製品が同時に出てしまった場合、Appleとしてもどれをアピールするのかを判断するかも分かりづらくなり、ユーザーとしても混乱を招きやすい。
自社専用シアターなので、イベントはいくらでも開催可能
確かに、iPhoneとApple Watchはもともとセットで利用することが想定され、これまでも同時に発表されてきた。今年もこれらの2製品がセットで登場することは想像に難くない。
一方、iPad Proはベゼルレス・デザインになり外観の大幅刷新が期待され、MacBookは13インチモデルが投入される見通し。これら2製品は10月に別途開催されるスペシャルイベントで披露するのではないかと予想されている。
冷静に考えて、Appleにとって稼ぎ頭であるiPhone2を合計3機種発表し、3年ぶりとなるデザイン刷新を控えているApple Watchを発表するだけで時間的にも限界だろう。
何よりも、「Steve Jobs Theater」ができたことにより、Appleとしては外部の会場を使う必要がなくなった。事前にスケジュールを抑える必要もなくなり、Appleの好きなタイミングで好きなだけイベントを開催することができるようになった。
よって、日本時間9月13日午前2時スタートのスペシャルイベントではiPhoneとApple Watchの新モデルに加え、各OSの説明を行うのではないかと語られている。
なお、今年のイベントも、例年通り新型iPhoneの発表イベントの公式ライブ中継も行われる。