2018年の新型iPhoneの噂まとめ:スペック、価格、発売日など

【image via DetroitBORG】
「iPhone X」が発表されてから1年が経とうとしている。
10年間iPhoneの特徴だったホームボタンを廃止し、ベゼルレスデザインに移行。ハードウェアとソフトウェアの完成度の高さを継承しつつも次の10年に向けて操作性を見直し、”スマホの未来”として2017年9月に披露された。
2018年に登場する新型iPhoneは、「iPhone X」を基準として進化。昨年に引き続き3機種が発表される見通しとなっていて、いずれも「Face ID」を搭載する。つまり、ホームボタンを搭載している新型iPhoneは昨年のiPhone 8で最後だった可能性がある。
例年通りであれば、新型iPhoneは現地時間の9月12日午前10時(日本時間9月13日午前2時、木曜日の明け方)に開催されるスペシャルイベントで正式に発表される。本記事では次期iPhoneがどのようなスペックになり、どのぐらいの価格で販売され、いつ頃発売されるのかなど、これまで報じられてきた噂をもとにまとめたので、参考にどうぞ!
随時更新:2018年のiPhoneに関する最新情報
今年は例年で言うところの「s」系アップデートになると見られている。昨年はベゼルレスモデルは「iPhone X」のみだったが、今年は全モデルがベゼルレス・デザインに。
iPhone 8に近いサイズ感でベゼルレスになったiPhoneを「iPhone X」だとした場合、iPhone 8 Plusに近いサイズ感でベゼルレスになったiPhoneが、今年登場する。
また、「iPhone X」は非常に高価だったが、「iPhone X」のような外観でありながら価格を抑えた新しいモデルも投入される。これらの情報を以下にまとめた。
- 今年のiPhoneは3種類登場する
- 今年のiPhoneは3種類とも「Face ID」に対応し、ホームボタンが廃止される
- 今年のiPhoneは一番小さいサイズと一番大きいサイズが上位モデル、真ん中のサイズが下位モデル
- 今年のiPhoneは縦並びのデュアルレンズカメラを搭載しているモデルが上位モデル、シングルレンズが下位モデル
- 今年のiPhoneは有機ELディスプレイを搭載しているモデルが上位モデル、液晶ディスプレイが下記モデル
以下に次期iPhoneに関する噂をまとめたが、それを見るのが面倒という人は、現段階で分かっている内容を簡単に表にしてまとめたので、参考にどうぞ。
| 名称 | iPhone Xr iPhone Xc (6.1インチモデル) |
iPhone XS (5.8インチモデル) |
iPhone XS Max iPhone XS Plus (6.5インチモデル) |
| ディスプレイ | 6.1インチ 液晶 |
5.8インチ 有機EL |
6.5インチ 有機EL |
| 解像度 | 1,792 x 828 | 2,436 x 1,125 | 2,688 x 1,242 |
| サイズ | 150.9mm x 76.5mm x 8.3mm | 143.6mm x 70.9mm x 7.7mm | 157.5mm x 77.4mm x 7.7mm |
| 重さ | ? | ? | ? |
| CPU | A12 | ||
| RAM | 3GB | 4GB | |
| ストレージ | 64GB / 256GB | 64GB / 256GB / 512GB | |
| 電池容量 | 2,600〜2,700mAh (1セル) |
2,700〜2,800mAh (2セル) |
3,300〜3,400mAh (2セル) |
| 外向きカメラ | シングルレンズ | 縦並びのデュアルレンズ | |
| USB-C充電器 | 同梱 | ||
| Face ID | 対応 | ||
| 3D Touch | 非対応 | 対応 | |
| SIMスロット | シングルSIM デュアルSIM |
シングルSIM | デュアルSIM デュアルSIM |
| カラーモデル | ホワイト ブラック フラッシュイエロー ブライトオレンジ エレクトロニックブルー トープまたはゴールド |
ブラック ホワイト ゴールド |
|
| 予想価格 | 64GB:78,800円 256GB:95,800円 (iPhone 8と同等) |
64GB:89,800円 256GB:106,800円 512GB:123,800円 |
64GB:112,800円 256GB:129,800円 512GB:146,800円 (iPhone Xと同等) |
名称

有機ELモデルは「iPhone XS」で統一されるという説もあるが、5.8インチモデルが「iPhone XS」、6.5インチモデルは「iPhone XS Max」になるという説が浮上。
一方、液晶ディスプレイモデルは「iPhone 9」ではなく、「iPhone Xr」になるという噂が浮上しているが、信憑性は定かではない。
その中で次期iPhoneの名前は「iPhone XS」「iPhone XS Plus」「iPhone XC」という説もあり、個人的にはこちらの方が分かりやすく、馴染みやすく、安心感があるように思えるが、
デザイン

9To5Macが公式画像とされる「iPhone XS」の画像を公開。「iPhone X」にはなかった光沢のあるゴールドモデルが追加されることが確認できる。
上記画像以外の外観は確認できていないが、これまでの情報によると「iPhone X」の後継モデルである5.8インチモデルは実質「iPhone X」と変わらず、より大きいサイズの6.5インチモデルは実質「iPhone X」を大きくしただけのモデルになると予想されている。
ディスプレイ

有機ELディスプレイモデルは5.8インチと6.5インチになり、液晶ディスプレイモデルは6.1インチモデルになると噂されている。
5.8インチモデルは「iPhone X」と同じ、6.5インチモデルはiPhone 8 Plusと同じ筐体サイズでホームボタンが廃止された分ディスプレイがそのスペースを埋める形になる。6.1インチモデルは「iPhone X」とサイズ感は近いが、僅かに大きい。
6.5インチモデルの画面解像度は画面解像度は1,242 x 2,688になるとという情報もある。
6.1インチモデルに関する解像度の情報はないが、「3D Touch」をサポートしないという情報もある。
サイズ

ディスプレイサイズの違いもあることから、3モデルともサイズがそれぞれ異なる。少々ややこしいのが、小さい有機ELモデルと液晶モデルのサイズが似ていること。
現時点で報じられてる次期モデルのサイズと、iPhone 8「iPhone X」iPhone 8 Plusのサイズを比較した表が下記。
| モデル | 縦幅 | 横幅 | 厚さ |
|---|---|---|---|
| iPhone 8 | 138.4mm | 67.3mm | 7.3mm |
| iPhone X | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm |
| 6.1インチ型iPhone(2018) | 150.9mm | 76.5mm | 8.3mm |
| iPhone 8 Plus | 158.4mm | 78.1mm | 7.5mm |
| 6.5インチ型iPhone X Plus(2018) | 157.5mm | 77.4mm | 7.7mm |
見て分かる通り、大きい有機ELモデルとiPhone 8 Plusはサイズ感が非常に近い。一方、液晶モデルは「iPhone X」よりも大きく、分厚い。
なお、小さい有機ELモデルは「iPhone X」と同じサイズになると見られている。
CPU、RAM、ストレージ
CPU
次期iPhoneはいずれも「A12」プロセッサを搭載すると噂されている。
iPhone 8/Xの「A11 Bionic」はMacBook Pro (13-inch Mid 2017)やiMac (21.5-inch Mid 2017)とほぼ同じスコアであることが確認されていることから、次のプロセッサーもまたさらに進化していると期待される。
普段使いにおいてはこれ以上進化する必要性を感じないかもしれないが、現在Appleが力を入れているAR機能を快適に使えるようにするためにはさらなる性能の向上を必要としているのかもしれない。
RAMとストレージ
液晶ディスプレイモデルはRAMが3GB、有機ELディスプレイモデルはRAMが4GBになると噂されている。
iPhone 8などに搭載されている2GBよりも増えているのは顔認証をするTrueDepthカメラが快適に動作するためではないかと予想され、有機ELディスプレイモデルの方がさらに多いのはデュアルレンズカメラが快適に動作するためではないかと予想している。
ストレージは、液晶モデルは64GBモデルと256GBモデルが用意され、有機ELモデルは64GBモデルと256GBモデルに加えて512GBモデルが追加されるという噂がある。
カメラ

カメラに関する情報は今のところ特に報じられていない。5.8インチモデルはカメラセンサーが大型化され、それに伴いカメラも物理的に大きくなるという噂もあるが、ダミーユニットの写真を見る限りではそれほど違いはなさそう。
液晶モデルはiPhone 8に搭載されているカメラよりもレンズが大きくなっているように見受けられ、LEDライトの位置も横から下に移動していることが確認されている。
バッテリー
2018年のiPhoneの電池容量が増えるとされている。
小さい方の有機ELモデル(5.8インチモデル)は筐体サイズを変えずに電池容量を約10%増やし、2,900〜3,000mAhになるとのこと。大きい方の有機ELモデル(6.5インチモデル)の電池容量は3,300〜3,400mAhになる見通し。
液晶モデル(6.1インチモデル)は電池容量は2,850〜2,950mAhになるとされている。使う上では全く必要としない知識ではあるが、有機ELモデルはL字型のバッテリー、液晶モデルは長方形のバッテリーを採用すると噂されている。
カラーバリエーション

液晶モデル(6.1インチモデル)に限り、カラーラインアップはiPhoneシリコーンケースやiPhoneレザーケースのカラーラインアップにある、ホワイト、ブラック、フラッシュイエロー、ブライトオレンジ、エレクトロニックブルー、トープまたはゴールドになると伝えられ、合計6色展開になると見られている。
一方、有機ELモデルはブラック、ホワイト、ゴールドの3色展開になるとの噂。公式画像とされるものがリークされている。
その他
【否定済み】Apple Pencil対応
有機ELモデルのみ、Apple Pencilの入力をサポートするという噂があったが、否定された。Macお宝鑑定団Blogは「そのような情報は聞いたことがない」としているため、そもそも実現されないかもしれない。
デュアルSIM・デュアルスタンバイ
デュアルSIMに対応したiPhoneは、液晶モデル(6.1インチモデル)限定、かつ、中国限定で用意されると噂されている。
中国では「Apple SIM」が利用できないため、物理的なSIMカードトレイを搭載するモデルになる可能性が高そう。プロトタイプとされる2つのSIMカードスロットを搭載したiPhoneの写真もリークしている。

「Lightning – 3.5mmアダプタ」が同梱されない
次期iPhoneには「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」は同梱されない模様。有線イヤホンやヘッドホンを使っている人で引き続き使いたい場合は、別途900円で購入しなければならない。
USB-C電源アダプタが同梱される
別途「Apple USB-C電源アダプタ」(29Wモデル、61Wモデル、87Wモデル)を用意すれば、iPhone 8/Xでは高速充電が利用できる。
現状、ワイヤレス充電と有線充電の充電速度は同程度だが、USB-C電源アダプタが同梱されることにより、「有線接続 = 高速充電」という棲み分け方が可能になると期待される。
発売日・予想価格
発売日は現時点ではまだ分かっていないが、発表イベントは現地時間9月12日(日本時間9月13日)に開催されることが決定。例年通りであれば、9月14日(金)に予約受付を開始し、9月21日(金)に発売する、という流れが妥当。
ただし、液晶モデルのみ発売時期が大幅に遅れるという噂もあり、昨年の「iPhone X」の二の舞になることが恐れられている。
予想価格は「iPhone Xr」(6.1インチモデル)が78,800円〜95,800円、「iPhone XS」(5.8インチモデル)が89,800円〜123,800円、大きい有機ELモデル(6.5インチモデル)が112,800円〜146,800円になると予想されている。
| iPhone 9 (6.1インチモデル) |
iPhone XS (5.8インチモデル) |
iPhone XS Max (6.5インチモデル) |
|
|---|---|---|---|
| 64GBモデル | 78,800円 | 89,800円 | 112,800円 |
| 256GBモデル | 95,800円 | 106,800円 | 129,800円 |
| 512GBモデル | – | 123,800円 | 146,800円 |
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