【レビュー】9.7インチ型iPad Pro用Smart Keyboardを入手!日頃の文字入力が快適に
12.9インチ型iPad Proは生活に取り入れづらいデバイスではあったが、「iPad Air 2」を毎日使っている僕にとって9.7インチ型iPad Proはパーフェクトだ。既に気に入っている。「iPad Air 2」がさらに進化したので好きにならないはずがない。
その9.7インチ型iPad Proをパワーアップさせているのは「9.7インチiPad Pro用Smart Keyboard」という存在。16,800円という価格は非人道的であると言わざるを得ないが、あるのとないとのでは9.7インチ型iPad Proの利便性に雲泥の差がある。
9.7インチ型iPad Proのフォトレポートに続き、「9.7インチiPad Pro用Smart Keyboard」のフォトレポートも紹介する!購入を検討している人は参考にどうぞ!
12.9インチ用よりは狭いが、打ち心地は慣れると良好
9.7インチ用Smart Keyboardも見た目は12.9インチ用が小さくなっただけ。僕が見る限りでは特に違いは見当たらない。
裏側。iPad Proのディスプレイに触れる面に素材使われている素材は柔らかい。
Smart KeyboardにはBluetooth用のスイッチなどはなく、あくまでも「Smart Connector」を経由して給電しペアリングするようになっている。開くとキーボードが出現。相変わらずUSキーボードしか用意されていない。個人的にはUSキーボード派なので全く困らないが、JISキーボードに慣れている人にとっては使い始めは違和感があるかもしれない。
キーストロークは12.9インチと同じ。非常に浅く、打つと「パタパタパタ」という鈍い音がする。打ち心地は良好。ただ、さすがに9.7インチモデル用であるためキーピッチは狭く、慣れるのに時間が掛かるかもしれない。
9.7インチ型iPad Proに取り付けてみた。ファンクションキーなどが用意されていないなど細かい不満は12.9インチモデルと同じだが、画面上のキーボードよりは遥かに効率よく打つことができ、気に入っている。
角度を変えられないのも残念だ。机の上で使う分には問題ないが、電車の中で膝の上に置いて試したところ、少し画面が見づらかった。
後ろから見ると横向きのAppleロゴが見える。なお、「Smart Connector」が必ず下側に来なければならないため、強制的に「Touch ID」やLightningポートがが右側に配置されることになる。
「Smart Keybaord」を取り付けた場合、ヘッドホン端子は右下になる。iPadとケースの間に僅かな隙間ができてしまうのが少し気になるが、使う上で支障は全くない。
Smart Keyboardを付けた12.9インチモデルと比較
先日の記事で本体同士の外観は比較したが、本記事ではSmart Keyboardを取り付けた状態でサイズ感を比較する。9.7インチモデルが小さく見えるほど12.9インチモデルが大きい。どちらのキーボードの方が打ちやすいかと言われると言うまでもなく12.9インチの方を選ぶが、慣れると9.7インチモデルでも十分に快適にタイピングをすることができる。
これまで9.7インチ型iPadを仕事道具として活用していた人はむしろ「9.7インチiPad Pro用Smart Keyboard」を気に入るのではないだろうか。普段は「Smart Cover」のように使うことができ、ガツガツタイピングしたい時のみキーボードとして活用すれば良いのだ。現に僕はそのような使い方をしていてとても気に入っている。
iPadで「ちょっとした文字入力」をする人にとっては必須アイテム
気になる重量だが、Wi-Fi+LTEモデルは444g。Smart Keyboard本体の重量は230gであるため、両方持ち歩いていても674g。できることは限られるが、さすがに12インチ型MacBookよりは軽い。この点において、12.9インチモデルよりも気に入っている。
もちろん、「9.7インチiPad Pro用Smart Keyboard」が無くても困らないという人は無理して買う必要はない。「Smart Cover」さえあれば十分だろう。
そしてキーボードが付いたからと言ってMacBookを置き換えるデバイスになるとは全く思っていない。これは12.9インチモデルと変わらない。
ただ、それなりにiPadで文字を打つ人は持っておいて損はない純正アクセサリーだ。ちょっとしたメール。ちょっとしたSNSコメントの投稿。ちょっとしたメッセージやりとり。これらの「ちょっとした文字入力」が今までよりも素早く打つことができるようになることは間違いないだろう。